【まるでいじめ事件の発生した学校の対応】 記者会見を通して見て思うのは、ああ、これ、いじめ事件が発生したときの、かつての学校の対応だな、ということです。 ます校長先生が「いじめは一切、ありません」と断言。しかし、事実が相次いで出てきて会
【人かシステムか。そして改革の後に】 改革で大事なのはシステムか、それを動かす人か。教育改革を進めた学校のその後を取材していて、いつも浮かぶのはこの問いです。 麴町中の場合をみると、やはり「人」,工藤校長が去った後、新しい校長の下、
【なぜ、はどめ残った?】 はどめ規定というと、学習指導要領で、~を扱わないものとする、とするものだ。 「内容の「D数量関係」の(1)については,具体的な場面を通して数量の関係を調べ,等しい比があることを理解する程度とするとともに,比の値
【構造問題とコロナ問題と】 小室さん、本多記者、植松記者へのエール、ありがとうございます。 やはり、一番重いのは「構造問題」、つまり学校現場の労働環境の問題です。労働環境を働き方改革で変えるのが根本的な解決策ですが、同時に新人の先生をど
【過去への調査報道】 調査報道はリクルート事件や森友事件のように、現在の権力者につながる問題を取材するものだけではないと考えます。 「新聞と戦争」は過去を調査し、朝日新聞社という自らを検証するもので、タブーなく取材が行われた点でも調査報
【お金がかかりすぎ】 「義務教育が無償」というのは大いなるフィクション。自分が子育てをしたときもそう思いましたが、いまはそれに拍車がかかっていると感じます。 その背景にあるのは、削ることが苦手な学校のありかた、みんないっしょの教材を重
【消えてよかったのか】筆者です。 えーっ。星野君が消えた! 取材班のなかで驚きの声が上がりました。 道徳の定番教材は「手品師」「かぼちゃのつる」などいくつもありますが、消えたのは「星野君」だけ。 やはり、日大アメフト部の悪質タックル問
【地域移行後が心配】 調査したメンバーの一人です。 今回、特に驚いたのは外部指導者の問題です。 「外部指導者は常に顧問の監督下で指導するので体罰が発生すると想定していない」「予算や人手の不足でそこまで手が回らない」「外部指導者は本業を
私も取材したことがあります。日本維新の会の議員を招いての会。 始まる前、会場内はぴりぴりした空気に包まれていました。そこに議員が登場。定員割れが続く高校を統廃合しようという意見をおっしゃいました。 「あまりに乱暴」「定員割れしても、そこ
【良問とは】 「共通テスト離れ」でここまで私大受検者が逃げるとは。 当初は、会場でコロナにかかるのを避けるために受験しないという見方もありましたが、受験生に理由を聞いてみると、やはり私大と共通テストの問題の違いの大きさが挙がります。
【きれいごとではすまないけれど】 子どもたちの情報を教員たちは職員室でやりとりします。個人情報、先生の主観や感情もふくまれていたでしょう。それが筒抜けになったのが今回のケース。記事を読んで絶句するしかありませんでした。 職員室でそうした
●大丈夫?スピーキングテスト 東京都教委が公立中学生に課すという英語のスピーキングテスト。取材すればするほど「大丈夫?」と思うようになっています。 この日の会見では、テストに賛成の人も反対の人も「???」と思う、試験の公平性や合理性がテ
■「健常な中高生ではありえない」 地方版の記事を読んでいて、時々、どきっとすることがあります。 この記事もその一つ。知的障害の子が学ぶ特別支援学校の寄宿舎で、故障した浴室が修理されず、ひとつの風呂を男女兼用で使う状況が続いているというの
●園バス事故だけの話じゃない 分厚い文書やマニュアル、通知、アンケート・・・。これは今回の事故だけではありません。 教育現場の多忙を取材していても、やはり、この書類への対応の話が出てきます。中身を読むと重要です。でも、とても読める量
●これは1年前の話 筆者です。これは1年前の話です。いま、各地の採用試験は終わったばかりのところが多い。このデータではありません。関係者の間では、文科省が今回、発表した2・5倍よりさらに下回ることが確実だと言われています。 倍率は、採用
●やっと、ここまで 日本が子どもの権利条約を1994年に批准して28年。やっとこの条約に対応する「こども基本法」ができ、子どもの声を聴こうというところまで来ました。 では、だれが?どのようにして?そのニーズに応えるのが子どもアドボカシー
【新聞を批判的に読んで】 いま、中高の教室で、「新聞を読んでいる人」と聞くと、1人か2人しか手があがりません。家で新聞をとっている子は少数派です。 それへの危機感も背景に、現行の学習指導要領では、小中高全ての校種の総則に初めて、情報活用
●スポーツに限らない 「子どもの意思を尊重する、無理強いはしない、子どもが自ら気づいて行動を起こすまでじっと見守る、過ちがあれば認める――」 どこかで聞いた言葉・・・。たとえば、不登校の子どもへの保護者の向き合い方と重なります。スポ
緒方さん! 思わず口をついて出ました。ザ・事件記者。 たとえば、with newsでは、こんな記事が。 「本物ヤクザはドラマと違う?命狙われない?専門記者が答えます」 https://withnews.jp/article/f0
【2つの説明責任果たせていない】 教団の名称変更問題は、行政がゆがめられたかどうかの問題をはらみ、名称が変わることで実害がでていると考えられるだけに、極めて重要です。記事は事実関係を指摘していますが、さらに何が問題か整理しておきます。