中国と欧州と結ぶ貨物列車「中欧班列」にとってポーランドは欧州へ入る要衝。ポーランドから貨物列車で中国に輸出するわけにはいかないのでしょうか? ウクライナ便は戦争で運休していますが、ポーランド経由欧州便は動いています。14億人を抱える中国に
タイに進出した日本企業がITよりも伝統的なモノ作りに偏り、欧米企業より給料が安く、残業が多いなら、大学で日本語や日本式経営を学んだとしても、就職する人が減るのは当然のことだと思います。むしろ、そんな環境のなかで、日本に愛着を持って就職してく
「中国メーカーの悪いところを探して、だめだ、だめだと言いたがる人がいる。中国の技術は三流だと言っているうちに、EVでは日本が中国メーカーに引き離されてしまったように感じています」。トヨタ自動車の中国ビジネスの最前線に長くいた東和男さんが話し
スーダンからの退避で、中国海軍の補給艦「微山湖」はブラジルやパキスタンを含む外国籍の人を乗せ、サウジアラビア・ジッダ港まで運んだそうです。中国が大国化するにつれて世界の国々との接点がさまざまに広がっています。ブラジルの専門家3人によるルラ大
大環状線70㌔の一部5.4キロ(3つの駅を含む)は、中国国有企業が手がけています。ロシアで初めて中国が参画した地下鉄だそうです。記事にある「中国語版の路線図をプーチン氏が習近平氏に贈った」のは、これも理由の一つかもしれませんね。中国メディア
中国「国宝」大熊猫愛国主義が、米国にも向けられるようになったのか、と思いました。私が駐在していたタイの北部にあるチェンマイ動物園にもパンダがいたのですが、「タイのエサは家具など工業製品用の硬い竹」と中国のネット民はかねて批判していました。1
「中国はソ連解体後に(独立した)関係国と最も早く外交関係を結んだ国の1つだ。主権国家の地位を尊重してきた」。中国外交部報道官は24日の会見で盧大使の発言を撤回はしませんでしたが、異なる内容の発言をしました。というか、盧大使が中国政府と正式な
秦外相は共同会見で「中華民族とドイツ民族は冷静で理性的」「偉大な先賢、哲人が生まれている」として、孔子、老子、カント、ヘーゲルをあげました。 秦氏は「中独は共に世界的影響力のある大国」という言い方もしています。 習近平氏は先日訪中したフ
今回の訪中を象徴するルラ大統領の発言です。「なぜ人民元やその他の通貨が国際決済通貨になってはならないのか。皆がドルを使い慣れているのは分かっている。しかし、我々は21世紀に異なることをしてもよい」「自国の通貨で決済できないことを我慢してきた
「馬克龍的馬外交」と言われた、マクロン氏が18年に訪中した時に習近平氏に贈った「馬」はどうなったのでしょう。共和国親衛隊の馬で「vesuvius」という当時8歳の馬だった。パンダのお返しに贈ったと説明されていました。今15歳(のはず)。フラ
「為虎作倀」。秦外相は「悪人の手先となり悪事を働く」という熟語を使いました。「倀」は見慣れない漢字ですが、「倀鬼」という中国語があり、トラにかみ殺された人の幽霊で、トラの手下となり悪事を働く(小学館中日辞典)と言われます。日本に米国の手先に
ロシア側が報じた会談のいわゆる「頭撮り」約16分を見ると、左に習氏、右にプーチン氏が座っているのですが、背丈の違いから座高も違い、結果的に習氏がプーチン氏をずっと見下ろし、プーチン氏が上目遣いに習氏を見る構図。プーチン氏がうれしそうにふふっ
「中国外交は早送りボタンが押され、集結をよびかけるラッパが吹き鳴らされた」。秦剛外相は全人代での会見で、そう語りました。イラン×サウジに続き、ロシア訪問もそれにあたるのでしょうか。コルスンスキー・駐日ウクライナ大使は10日の日本記者クラブで
大江健三郎さんの訃報は中国でもすぐに報じられました。『おかしな二人組(三部作)』『取り換え子』『憂い顔の童子』『さよなら、私の本よ!『「自分の木」の下で』『ヒロシマ・ノート』『あいまいな日本の私』『緩やかな絆』・・・。書き出すと切りがないほ
易綱氏が中央委員やその候補を外れたにもかかわらず、中国人民銀行総裁を続投することについて、取材先の金融関係者は歓迎しています。専門家としての実務能力への評価に加えて、国際派としてです。習政権で経済を担った劉鶴氏が退き、政権中枢から国際派は消
タンザニアといえば中国の「一帯一路」の元祖のような存在です。私が鉄道を好きだからだけではなく、70年代に中国の援助で完成させたタンザン鉄道を覚えている方は少なくないと思います。64年に独立したタンザニアは当時日米が国交を持っていた台湾ではな
「胡蝶の夢」で知られる中国の思想家、荘子のふるさと河南省商丘のルポですが、 中国地方の農村にある私の実家の近所のバス路線をめぐって起きても不思議ではないような話でした。日本の地方で起きているような、乗客が減った路線をどう維持するかについて
北京で全人代を開いているさなかの「仲介外交」にまず、驚きました。国内外に「見せる」ことを前提に設定されたのでしょう。習氏が22年暮れに国賓としてサウジを訪問、2月にイランのライシ大統領が訪中するなかで、進んだ結果だと思います。中国の外交トッ
中国が2年連続で経済成長目標を引き下げました。ゼロコロナの影響から22年の実績は3%で世界平均(3.4%)を40年超ぶりに下回りました。今年の5%目標は、IMFの予想(5・2%)より低い。22年の反動もあるのでおそらく達成するでしょうし、引
私は差別的発言というより差別発言だと感じました。「価値観外交」。第一次安倍内閣(2006年~)のころから、日本政府は盛んに使うようになりました。自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済など価値を同じくする国々との連携や協力を強めようと