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CSR推進大賞に「声 語りつぐ戦争」

 朝日新聞社が手がけた事業を社内表彰する、2019年のCSR推進大賞に「『声 語りつぐ戦争』次世代へ継承(デジタル公開と平和シンポ参加)」が選ばれました。

 この賞は「社会・地域貢献」「読者・顧客満足」などを通じて企業の社会的責任を果たし、本社グループのブランド価値向上に貢献する活動などを対象に選出しています。

 2019年夏、過去の戦争体験投稿を読めるデジタルページを開設しました。「空襲」「焼夷弾」「引き揚げ」などキーワード検索ができ、年表や地図をクリックするとゆかりの投稿も読めるようになりました。


  声 語りつぐ戦争のトップページ

朝日新聞デジタル「声 語りつぐ戦争」

 デジタルページは、PCやスマホでアクセスできるように工夫を凝らしたことで、若い人たちに体験を伝える一助になり、学校などでの平和学習に役立てていただいています。掲載投稿は増えており「記憶の図書館」として引き続き、ご活用いただけると期待しています。

 同年7月、広島市内で開かれた「国際平和シンポジウム」(朝日新聞社、広島市など主催)では、社内の「核と人類取材センター」と声編集が協力して、デジタルページの紹介動画を上映。会場入り口では「語りつぐ戦争パネル展」を企画し、多くの人に戦争投稿を読んでいただきました。

(左)「国際平和シンポジウム」の会場入り口のパネル展示=2019年7月27日、広島市内で
(右)手書きで寄せられた投稿と、サイト掲載用に借りた写真

 

 声欄「語りつぐ戦争」ではこれまで約3千本の戦争体験投稿を掲載。既に亡くなった方も多く、一本ずつ掲載許諾をとる作業を、東京・大阪の声編集が総力を挙げて取り組んできました。シンポには投稿者自身や家族も招待し、直接交流する機会にもなりました。


2019年8月3日朝刊特設面

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◇奨励賞

【「伊勢湾台風60年」に合わせたメ~テレとの防災企画】

 東海地方などで5千人が犠牲となった伊勢湾台風から60年の節目に、名古屋本社は部局横断の「防災プロジェクト」を結成。年間を通じて防災を考える連載や特集記事を展開しました。19年8月25日には、メ~テレ(名古屋テレビ放送)と共催で「親子で学ぶ 防災・減災教室」を開催。多数の親子連れが池上彰さんらの話に聴き入ったほか、近隣大学の学生消防団による展示も実現。メ~テレの防災特別番組にも資料映像の提供などで協力しました。地域やメディアが一体となり、市民の防災意識の向上に努めました。


(左)2019年9月1日朝刊特設面・名古屋本社版
(右)2019年9月18日朝刊の連載記事・名古屋本社版

 

【教育格差を新聞でなくす挑戦「朝日サポートセミナー」】

 2020大学入試改革を契機に、朝日新聞をご購読いただいている保護者や生徒(小~高校生)のみなさんを対象に、読解力向上を目指す「朝日サポートセミナー」を開催しました。18年12月~19年8月の冬休み、夏休みや土日などに九州管内4地区で102講座を設け、延べ300名の親子が参加。「安価な」新聞活用で十分に新テストにも対応できるような、新聞の読み方や文章の書き方を少人数で指導、実践。受講者から「子どもが活字に親しむようになり、おかげで学校の成績が向上した(小学生低学年)」などの声も寄せられました。


(左)朝日新聞サポートセミナーの募集チラシ
(右)セミナー開催の様子=2019年2月23日、朝日新聞社福岡本部にて

 

【「Dear Girls 2019」の出前授業で学生に気づきを与える】

 3月8日の国際女性デーに向け「Dear Girls」のマークをあしらった本紙の記事42本を採録した小冊子を、教材として全国14大学と1高校に計2800部配布致しました。この冊子をもとに、男女格差やアンコンシャスバイアスの問題について、社員の出前授業やイベントで活用しました。事業では「ともに考え、ともにつくる」の本社理念のもと"女性"をテーマに様々な問題を提起。新聞を読む機会の少ない学生さんたちが、課題に向き合い、議論を深め、アンケート結果からも高い満足度につながっていたことがうかがえました。


朝日教育会議「東洋英和女学院大学」では、「教育会議を超えて未来をつくる」と題したパネルディスカッションで冊子を活用しました=2019年9月7日、都内にて

 


(左)「Dear Girls 2019」の小冊子
(右)社員の出前授業やイベントにはたくさんの感想が寄せられました。

朝日新聞デジタル「Dear Girls」