株式会社朝日新聞社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村史郎=写真右=)は、東北における株式会社河北新報社(本社:仙台市青葉区、代表取締役社長:一力雅彦=同左=)への朝刊印刷委託を拡大し、宮城、山形、福島の南東北3県については全県分の印刷に移行します。
岩手県については現在と同じ南部エリアの印刷委託を継続します。実施は3月20日付朝刊からとなります。印刷工場は引き続き、河北新報社のグループ会社である河北新報印刷株式会社(代表取締役社長:遠藤和利)が運営する河北新報印刷センター(仙台市泉区)となります。印刷委託部数は約38,000部から約117,000部に増えます(23年3月)。
朝日新聞社では、南東北3県向けの朝刊を印刷してきた仙台工場(仙台市宮城野区、仙台日刊印刷株式会社運営)の老朽化を踏まえ、南東北と岩手県南部向けの新聞発行の方法を検討してきました。その結果、朝日新聞を今後も安定的に読者の皆様にお届けするために、宮城県を中心とする東北エリアに安定した基盤を持つ河北新報社での委託内容を拡大することにしました。仙台工場は、今春をもって閉鎖します。
朝日新聞社と河北新報社は2019年4月に委託印刷物の追加に関する合意書を締結、実務面の協議を終え、この3月までに関係する覚書を交わしました。朝日新聞社は11年11月から、東北4県の一部の朝刊印刷を河北新報社に委託してきましたが、今回、同エリア向けの朝日新聞すべての印刷を、河北新報社に委託することになります。
河北新報印刷センターでは、朝日新聞の委託拡大にあわせて、仙台工場で印刷していた日刊スポーツ、日本農業新聞、日刊建設新聞の印刷も開始します。
当該地域で現在、配達している朝日新聞については、引き続き朝日新聞社が契約する販売店からお届けすることになるため、今回の委託拡大により読者の皆様にご不便をおかけすることはありません。