株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎=写真左)は23年春から、北海道の道東・道北・日高エリアの一部(図の緑色の地域)で、印刷・輸送、販売所からの代金回収などの業務を、株式会社北海道新聞社(代表取締役社長:宮口宏夫=同右)とグループ会社である株式会社道新販売センター(代表取締役社長:星 真寿己)に包括委託します。

 印刷・輸送は3月20日付け朝刊から、その他の業務は4月1日から実施します。対象地域の部数は朝刊約6,500部(23年3月)です。

 朝日新聞社では、今春の日刊大曲工場(北海道日刊スポーツ印刷社)の閉鎖を控え、道東・道北・日高の一部エリア向けの新聞発行の方法を検討してきました。その結果、北海道全域で朝日新聞を今後も安定的に読者の皆様にお届けするために、道内に安定した基盤を広げる北海道新聞社に包括委託することにしました。

 両社は昨年4月に基本合意書を締結、実務面の協議を終え12月に基本契約書を交わしました。朝日新聞社は18年1月から、道内向け印刷業務の一部を北海道新聞社に委託しています。今回の包括委託により、道内向けの朝日新聞の印刷は全て、北海道新聞社に委託することになります。

 当該地域で現在、配達している新聞については、朝日新聞社が契約する販売所から引き続きお届けすることになるため、今回の包括委託により読者の皆様にご不便をおかけすることはありません。

 両社は今後も協力関係をさらに進めていく予定です。