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週刊人間国宝

芸能 演芸

落語と講談

延広真治 帝京大学教授

 落語(らくご)は一人で演ずる寄席芸(よせげい)で、枕(まくら)(導入部)・本文(ほんもん)・落(お)ち(下(さ)げ)の三段よりなり、滑稽味に主眼を置く。咄(はなし)(噺(はなし))、軽口(かるくち)、落(おと)し咄(ばなし)などとも呼ばれたが、「落語」は「一つの話の終わりの言葉」の意の語を転用したもの。噺家(はなしか)(落語家)は落語のみならず、長編で落ちのない人情咄(にんじょうばなし)、仕掛けなどを用いる怪談(かいだん)咄、歌舞伎さながらを目指す芝居(しばい)咄なども演じる。 [全文を読む]

五代目柳家小さん/桂米朝/一龍斎貞水

もっと知るために

写真【伝統を学ぶ】

 「はい、ここが有名な日本橋。 なぜ、ニッポン橋ではなく、ニホン橋というのか、おそらく川に二本の丸太(まるた)でも渡してあったんでしょう。 [全文を読む]

写真【本・DVD・CD・主な寄席】

◎五代目柳家小さん
【本】 『小さんの昔ばなし』 著:柳家小さん 冬青社 1988年 2233円  入門から、戦争体験、結婚、小さん襲名まで、波乱に満ちた半生を高座さながらに語る。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆五代目柳家小さん(やなぎや・こさん)

1995年認定 1915.1.2−2002.5.16

長野市生まれ。商業学校を中退し、1933年四代目柳家小さんに入門。47年九代目柳家小三治を襲名して真打に昇進。「うどん屋」「万金丹」「粗忽長屋」「らくだ」などの滑稽噺を得意とした。50年五代目柳家小さんを襲名。

◆桂米朝(かつら・べいちょう)

1996年認定 1925.11.6−

旧満州(中国東北部)生まれ。1947年四代目桂米團治に入門し、三代目桂米朝を名乗る。研究熱心と豊富なネタ、理知的な噺ぶりに上方落語特有の華やかさをみせ、戦後の上方落語界を盛り上げている。古典落語の発掘にも取り組む。

◆一龍斎貞水(いちりゅうさい・ていすい)

2002年認定 1939.6.29−

高校在学中に講談師四代目邑井貞吉の手ほどきを受け、1955年五代目一龍斎貞丈に入門して本格的に講談を修業。ことに世話講談や御家騒動物、「四谷怪談」などの怪談を得意とする。66年六代目一龍斎貞水を襲名。

2007年09月25日

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