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ファンひきつける坂本龍馬の像、暗殺の地・京都の意外な観光地にも
2022年11月14日
古びた洋風ビルに人気店幾つも モダン建築壊さず再生、古都の名所に
2022年11月9日
インゲン豆も明朝体も伝えた隠元禅師って？建立の寺に日中友好の証し
2022年10月2日
「モー、モー」鳴いて流された牛たち 古都の城下に残る水害の記憶
2022年9月9日
平家としば漬けの意外な歴史 有名にした歌と「ショッキング」なCM
2022年9月4日
仁丹の「ひげ男性」、町名伝えて100年以上 「広告王」の狙いとは
2022年6月17日
京都の晩夏の伝統行事「千灯（せんとう）供養」が26日、化野（あだしの）念仏寺（京都市右京区）であった。約8千体の石仏や石塔にろうそくをともし、無縁仏を供養した。コロナ禍で2020年から営まれず、開催…[続きを読む]
和歌の家、京都の冷泉家で進む「土蔵」の新築 補助が出ず、寄付募る(2023/8/26) 京都御所の北にある冷泉（れいぜい）家（京都市上京区）は「和歌の家」として知られる。平安末期から鎌倉初期に活躍した歌人、藤原俊成（しゅんぜい）・定家（ていか）父子を遠祖とし、国宝の定家筆「古今和歌集」…
京の非公開文化財、10月下旬から特別公開 世界遺産の6寺社などで(2023/8/2) 京都古文化保存協会は、通常公開されていない寺社などの貴重な文化財を披露する「京都非公開文化財特別公開」（朝日新聞社特別協力）の開催概要を発表した。毎年春秋に実施され、今回は10月下旬～11月下旬の会…
京都府、重文の庁舎に「映える」カフェ 府庁周辺は観光客少なくて…(2023/7/31) 国の重要文化財に指定されている京都府庁旧本館（京都市上京区）にカフェがオープンした。府は写真映えする休憩スポットをつくることで、府庁周辺のにぎわいづくりに生かしたい考えだ。 7月26日に開業したお店…
京都の混雑は枕草子の時代から 汚名返上へ「ずらし旅」の朝観光PR(2023/7/26) 夏休みシーズンが到来し、京都は国内外からの観光客でにぎわっている。ただ、京都観光の残念度として上位に挙がるのが「混雑」だ。それならば、混雑する時間帯や場所を避ける「ずらし旅」はどうだろう――。京都市…
京都・祇園祭、夏空のもと山鉾巡行 稚児のしめ縄切りに大きな歓声(2023/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭で前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行が17日、京都市内であった。豪華な懸装品（けそうひん）で「動く美術館」と称される23基の山鉾が、強い日差しに照らされながら都…
1席40万円プレミアム観覧席が好評 祇園祭、8割近く売れる(2023/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭で前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行が17日、京都市内であった。山鉾巡行を見る1席40万円の「プレミアム観覧席」は全84席中、8割近い65席が売れた。売り出した…
【ライブ中継】京都・祇園祭、前祭の山鉾巡行 ４年ぶり例年通りの形(2023/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭は17日、山鉾（やまほこ）が京都市中心部をめぐる前祭（さきまつり）の山鉾巡行が始まりました。 祇園祭は八坂神社（京都市東山区）の祭礼で、疫病がはやった869年に災厄の…
祇園祭、「山鉾建て」始まる 釘を使わない伝統技法で組み立て(2023/7/11) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭のハイライトとなる前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行に向け、都大路を進む「山」や「鉾」を組み立てる「山鉾建て」が10日、始まった。京都市中心部の四条通周辺で朝か…
京都・祇園祭を彩る提灯づくり追い込み 注文数はコロナ禍前に戻る(2023/6/30) 7月に行われる京都の祇園祭を前に、山鉾（やまほこ）や商店街などに飾られる提灯（ちょうちん）づくりが、奥川提灯店（京都市下京区）で追い込みを迎えている。今年は神社や商店街などから約2700個の注文があ…
世界遺産・東寺で10月に特別拝観 空海に下賜から1200年を記念(2023/6/24) 世界遺産・東寺（京都市南区）が平安時代の823年に弘法大師空海に下賜（かし）され、今年で1200年。それを記念した特別拝観「東寺のすべて」が今秋開かれる。通常非公開のお堂を含む八つの建物を参拝でき、…
京都最古の花街・上七軒の勝彩さん 大学を出て、あこがれの芸妓に(2023/6/24) 祇園（ぎおん）甲部、宮川町、先斗町（ぽんとちょう）、上七軒（かみしちけん）、祇園東。五つある京都の花街では、中学、高校を卒業してから舞妓（まいこ）になり、20歳前後に芸妓（げいこ）になることが多い。…
京の夏の風物詩「鴨川納涼床」 味わい多様化、朝営業やジェラートも(2023/6/23) 京の夏といえば「鴨川納涼床（ゆか）」。二条大橋から五条大橋までの鴨川西岸約2キロにわたり、約90軒の飲食店が仮設の高床式の席を並べる。400年の歴史を持つ風物詩だが、近年は店の多様化も進む。 日暮れ…
宮中に仕えた和歌の家 京都・冷泉家の後継者に決まった野村渚さん(2023/6/17) 京都御所（京都市）の周りには、江戸時代まで公家町が形成されていた。近衛家、九条家、二条家……。明治初め、天皇とともに多くの公家が東京へと移るなか、冷泉（れいぜい）家は「留守居役」として京都に残った。…
今年も到来トビケラの季節、春～秋、宇治の「風物詩」 観光に懸念も(2023/6/14) 京都府宇治市の宇治川近くの人たちにとって、今年もゆううつな季節が巡ってきた。水生昆虫のトビケラが飛び回りはじめたのだ。成虫になるのは春から秋。毒はないものの、ガに似ていることから「気持ち悪い」と嫌わ…
「沙羅双樹の花の色」とは 平家物語の世界、京都・東林院に(2023/6/12) 梅雨の朝に咲いた花が夕方には落ちる一日花のナツツバキが見ごろを迎え、京都市右京区にある妙心寺の塔頭（たっちゅう）・東林院で12日、「沙羅（さら）の花を愛（め）でる会」が始まった。 ナツツバキは日本で…
電車床にファスナー開いたバッグ 盗撮かも 大学生は声を上げた(2023/6/11) 「大丈夫ですか？ あなたのひとことが誰かを救う。」 関西の鉄道事業者が4月から、そう記されたポスターを駅や車内に貼り始めた。 盗撮や痴漢の被害に遭っても、周囲に助けを求めることができなかったり、被害…
何が善で何が悪か、ぶつかる主張 葛藤する沖縄描いた劇 京都で上演(2023/6/7) 1972年、沖縄が日本に復帰するのを目前に控えたある日、住民が意見をぶつけ合う。復帰を願う女性、文化や言葉を残したい男性、議論そのものを敬遠しようとする若者、考えがまとまらない有識者……。 沖縄が復…
京都・祇園祭の長刀鉾、「稚児」が決定 山鉾巡行で刀を使って大役(2023/6/2) 日本三大祭りの一つに数えられ、7月に行われる京都の祇園（ぎおん）祭で、前祭（さきまつり、7月17日）の山鉾（やまほこ）巡行で先頭を行く長刀鉾に乗る「稚児（ちご）」と、補佐役の「禿（かむろ）」が決まっ…
鴨川でシカの目撃相次ぐ 京都御苑近くの市街地、中州や川の中を歩く(2023/5/27) 27日午後、京都市内を流れる鴨川で野生とみられるシカの目撃が相次いだ。京都御苑から東へ数百メートルの市街地で、警察などが人に危害を与えるなどしないよう見守った。 京都府警川端署によると、午後1時すぎ…
文化庁の移転、都落ちでお気の毒? 「京都ぎらい」の井上章一さん(2023/5/21) 京都市にある国際日本文化研究センターの所長で、新書「京都ぎらい」で知られる井上章一さん（68）は、京都に来た文化庁の職員は「お気の毒」と感じている。ただ、せっかく来たからには「文化の現場」を見て、霞…
京都の若き華道家・池坊専宗さん 文化庁は人を育て、つなげる土壌を(2023/5/21) 京都の華道家元池坊は、室町時代に「いけばな」の理念を確立した。45世家元の孫として生まれた池坊専宗（せんしゅう）さん（31）は、若者ならではの視点で、いけばなの魅力を伝えている。京都の伝統文化を担う…
美智子さま、「いつか見たい」と語っていた葵祭観覧 上皇さまと笑顔(2023/5/16) 京都三大祭りの一つ「葵祭（あおいまつり）」は16日、「路頭の儀」と呼ばれる華やかな王朝行列が4年ぶりに都大路を練り歩いた。今年は上皇ご夫妻が葵祭を観覧し、祭りの関係者をねぎらった。 上皇ご夫妻はこの…
京都三大祭りの葵祭、4年ぶりに華やか王朝行列 上皇ご夫妻も見学(2023/5/16) 京都三大祭りの一つ「葵祭（あおいまつり）」が16日午前、京都市内で行われた。ハイライトである華麗な王朝行列「路頭（ろとう）の儀」はコロナ禍で中止が続き、4年ぶりの実施。平安装束を身にまとい、冠や衣装…
上皇ご夫妻が京都・葵祭を観覧へ 地元関係者に格別の思い(2023/5/16) 京都三大祭りの一つ「葵祭」で16日、上皇ご夫妻が祭りのハイライトである王朝行列「路頭の儀」を観覧する。葵祭は天皇と深い結びつきがあり、祭りの関係者は格別の思いを抱いている。 王朝行列は15日に予定さ…
京都三大祭りの葵祭、16日に順延 雨から衣装守るため判断(2023/5/15) 京都三大祭りの一つ「葵祭（あおいまつり）」で、15日に4年ぶりの開催が予定されていた行列「路頭の儀」は、天候不良のため16日に順延された。運営する葵祭行列保存会によると、降雨で衣装をぬらさないために…
10万円寄付でVIP席 京都・祇園祭の警備費、クラファンで募る(2023/5/13) 祇園祭山鉾（やまほこ）連合会（京都市下京区）が、7月にある祇園祭の運営資金をクラウドファンディング（CF）で募っている。2017年から毎年実施し、集めた資金は主に、宵山期間や山鉾巡行の警備費用に充て…
空海が制作指導、日本最古の両界曼荼羅 230年ぶりの修理完了(2023/5/10) 真言宗の開祖・空海（774～835）が制作を指導したとされる国内最古の両界曼荼羅（まんだら）図（9世紀、国宝）の230年ぶりの修理が終わり、所有する神護寺（京都市右京区）で10日、開眼法要があった。…
勇壮に「賀茂競馬」 京都・上賀茂神社 かつて信長も観覧(2023/5/5) 2頭の馬を競わせて天下太平と五穀豊穣（ほうじょう）を祈る賀茂競馬（くらべうま）が5日、京都市北区の上賀茂神社であった。 元々宮中の行事だったが、1093年から同神社で開かれ、今年で930年。舞楽装束…
葵祭のヒロイン・斎王代が4年ぶりに御禊の儀 京都・上賀茂神社(2023/5/4) 京都三大祭りの一つ「葵祭（あおいまつり）」（15日）を前に、斎王代（さいおうだい）の「御禊（ぎょけい）の儀」が4日、行われた。祭りのヒロインの斎王代は、かつて皇女が務めた斎王の代理で、京都にゆかりの…
京の町家で国際写真祭 2人で10年前に始め、20万人集める規模に(2023/5/4) 京都市中心部にある町家や歴史的建造物を会場に、国内外の写真家らの作品を展示する「KYOTOGRAPHIE（キョウトグラフィー） 京都国際写真祭」が開催中だ。11回目となる今年は「BORDER（ボーダ…
宇治茶の宣伝「娘」だけじゃない 双子男性も挑んだ八十八夜の茶摘み(2023/5/2) 立春から数えて八十八夜の2日、新茶の季節を告げる「茶摘みの集い」が京都府宇治市の茶業センター茶園であった。 例年、姉さんかぶり姿の「宇治茶レディ」が報道陣の前で茶を摘んでPRしてきたが、ジェンダー平…
（月刊京都カルチャー）サーカスコーヒー 香り豊か、笑顔集う築１００年(2023/4/22) 京都と言えば抹茶のイメージも強いが、実は屈指のコーヒー好きの街でもある。総務省の家計調査で、京都市の消費量がしばしば全国トップ（県庁所在地と政令指定都市で２人以上の世帯の３年平均）に立つほどだ。戦禍…
日常を豊かに 「サーカスコーヒー」10年の歩みで見えてくる京都(2023/4/22) 京都と言えば抹茶のイメージも強いが、実は屈指のコーヒー好きの街でもある。総務省の家計調査で、京都市の消費量がしばしば全国トップ（県庁所在地と政令指定都市で2人以上の世帯の3年平均）に立つほどだ。戦禍…
「推し」増やしたい公立美術館、クラファン使った企画展で得た気付き(2023/4/21) 確実な集客が見込めなくても、独特な視点や表現の作家や作品を紹介する美術館の使命を果たせないか。そんな思いから、京都市京セラ美術館（京都市左京区）が、クラウドファンディング（CF）で資金を募り、自主企…
平等院を彩る藤のカーテン、花言葉は「歓迎」 例年より見頃早まる(2023/4/17) 京都府宇治市の世界遺産・平等院で、藤の花が見頃を迎えている。 鳳凰（ほうおう）堂近くの藤棚には樹齢約300年の藤が4株あり、花房は長いもので1メートルを超える。今年の花房の数は約1万8千と多めで、寒…
葵祭の「斎王代」、4年ぶりに選出 勤務先はベンチャーキャピタル(2023/4/12) 京都三大祭りの一つ「葵祭（あおいまつり）」で、ヒロインとなる第65代斎王代（さいおうだい）に、ベンチャーキャピタルに勤める松井陽菜（はるな）さん（29）=東京都、写真=が選ばれた。葵祭行列保存会が1…
本拠に戻る「都をどり」、初舞台の舞妓ただ1人「がんばらなあかん」(2023/3/31) 7年の歳月を経て、京都の春を彩る「都をどり」が本拠に帰ってきた。約62億円かけた耐震改修工事を終えた祇園甲部歌舞練場（京都市東山区）のこけら落としとなる舞踊公演が4月1日に始まる。公演には、新型コロ…
「都をどり」7年ぶりに本拠地へ 京都4花街、舞踊公演出そろう(2023/3/31) 京都の春を彩る花街の舞踊公演は今年、4年ぶりに4花街の出し物が出そろう。31日には、開幕を翌日に控えた祇園甲部の「都をどり」の最終リハーサルがあり、芸舞妓（げいまいこ）が舞台上の動きや舞の所作を確か…
あの人気漫画の主人公たちが喫茶店の壁に きっかけは矢吹丈だった(2023/3/29) ちばてつや、さいとう・たかを、浦沢直樹、やなせたかし……。大物漫画家をはじめ、若手やそれほど有名ではない国内外の漫画家ら計約150人が、代表作のキャラクターなどを店内の壁いっぱいに油性ペンで描き、署…
ほぼ日との大人の離婚 河野通和さんが考える新しい知の伝達の形(2023/3/26) 本好きが注目した読書案内のメルマガの登録者が1万8千人超、読む本は年間300冊という名物編集者の河野通和さん（69）が、京都橘大学の公開講座「たちばな教養学校Ukon」の学頭に就きました。知の案内人…
「滴々のお茶」、一期一会の味 京都・東山の戒光寺で煎茶席を体験(2023/3/25) 京都に寺は数あれど、煎茶席を体験できる寺はほとんどない。3月上旬、皇室の菩提寺（ぼだいじ）・泉涌寺（せんにゅうじ）（京都市東山区）の塔頭（たっちゅう）「戒光寺（かいこうじ）」を訪ねた。 住職の妻、渡…
「おもちゃではなくアート」 ようこそ、幻想的な万華鏡の世界へ(2023/3/25) ■おでかけ関西 ちょっとウラ話 部屋の照明が消されると、壁に色鮮やかな幾何学模様が現れ、揺れ動いた。「わあ」と驚きの声。「いいものが見られたね」とうっとりする人もいる。 香港からの留学生で京都市で日…
真宗10派が合同で記念法要 親鸞生誕850年(2023/3/24) 浄土真宗の10派でつくる「真宗教団連合」は23日、親鸞生誕850年と立教開宗800年の記念法要を京都市下京区の西本願寺で営んだ。10派が一堂に会して法要をするのは2010年以来となる。 法要は親鸞像…
京都の美しい竹林、一歩観光地を離れると……缶詰でめざす里山保全(2023/3/19) 嵐山に代表される美しい京都の竹林。しかし一歩、観光地を離れると、薄暗く荒れた放置竹林が広がる。「もう一度価値を見直して、ふるさとの竹林を再生したい」。そんな思いを込めて住民らが缶詰を作り、実を結びは…
親鸞自筆の手紙、現存全12通を京都で公開 寄り添い導き教えは今も(2023/3/18) 平安時代末期から鎌倉時代初めの激動期に、阿弥陀仏の教えを信じ、念仏するすべての者が平等に救われると説いた浄土真宗の宗祖・親鸞（しんらん）（1173～1262）。生誕850年を祝い、25日から京都国立…
「戦争をする気にならない歌を」 元フォークルのきたやまおさむさん(2023/3/12) 1960年代のヒット曲「帰って来たヨッパライ」などで知られるフォークグループ「ザ・フォーク・クルセダーズ（略称フォークル）」の元メンバー、きたやまおさむさん（76）。70年代にヒットし、社会現象にも…
「これこそがお釈迦様の教えだ」 観音がアンドロイドに変身したわけ(2023/3/5) 私は、観音（かんのん）の名前で知られる観自在菩薩（かんじざいぼさつ）。今日は、アンドロイドの姿であなたたちと向き合うことにした。そして一緒にお釈迦（しゃか）様の教えについて考えてみたいのだ――。 約…
「誰かのために」が創作意欲に 「第ゼロ感」作曲のTAKUMAさん(2023/3/4) 一極集中が加速する東京以外から、ヒット曲を飛ばすのは難しい。だが、3人組のバンド「10-FEET（テンフィート）」のTAKUMAさん（47）は京都で創作活動を続ける。昨年12月に公開されたアニメ映画…
「愚禿」と自称した親鸞 「南無阿弥陀仏」に込めた思いとは(2023/3/4) 浄土真宗を開いた親鸞（しんらん）（1173～1262）の生涯と教えを、真宗10派の寺宝でたどる「親鸞―生涯と名宝」展が、3月25日から京都国立博物館（京都市東山区）で始まる。生誕850年を記念した過…
北野天満宮で梅花祭、芸舞妓が野点に 早咲きと中咲きが見頃迎える(2023/2/25) 梅の名所として知られる北野天満宮（京都市上京区）で25日、祭神・菅原道真の遺徳をしのぶ梅花祭（ばいかさい）があった。境内には約50種、1500本の梅が植えられており、早咲きと中咲きが見頃を迎えている…
力試しの大鏡餅 持ち上げ無病息災祈る 醍醐寺で「五大力さん」(2023/2/23) 真言宗醍醐（だいご）派総本山で世界遺産の醍醐寺（だいごじ）（京都市伏見区）で23日、紅白の大鏡餅を持ち上げる「餅上げ力（ちから）奉納」があった。国宝の金堂前に特設舞台が設けられ、青空の下、女性は重さ…
信長や家康の朱印状も 京都・松尾大社の史料画像をウェブで公開(2023/2/16) 京都・嵐山にある古社、松尾大社（京都市西京区）と東京大学史料編纂（へんさん）所（東京都文京区）が、神社所蔵史料の一部をデジタル化し、1月下旬からウェブでの公開を始めた。研究者向けだけでなく、織田信長…
祇園甲部歌舞練場が7年ぶり開場 100年以上「都をどり」上演(2023/2/8) 大正初期に建てられ、「都をどり」が100年以上にわたり上演されてきた「祇園甲部歌舞練場」（京都市東山区）が、耐震改修工事を終えて7日、7年ぶりに開場した。 本館は1913年の建築。木造2階建ての和風…
芸舞妓が3年ぶりに豆まき 京都・八坂神社で 福引は空くじなし(2023/2/2) 京都の八坂神社で2日、3年ぶりに節分祭の豆まきがあった。花街の先斗町（ぽんとちょう）と宮川町から芸舞妓（げいまいこ）が訪れ、舞殿（ぶでん）で舞踊を奉納した後、勢いよく豆をまいた。 先斗町の舞妓・秀真…
映画×本×カフェ 京都の今が凝縮の「出町座」 懐かしさも同居(2023/1/28)■京都が凝縮された昔ながらの商店街に シネコンでは見られないえりすぐりの映画に、個性的な品ぞろえの書店、そしてカフェ。そんなこだわりの“今”が掛け合わされた「出町座」（京都市上京区）は、昔ながらの商店…
（月刊京都カルチャー）出町座 映画×本×カフェ、つなぐ「今」(2023/1/28) シネコンでは見られないえりすぐりの映画に、個性的な品ぞろえの書店、そしてカフェ。そんなこだわりの“今”が掛け合わされた「出町座」（京都市上京区）は、昔ながらの商店街にある。そこがいかにも京都らしい。…
「おめでとうさんどす」 芸舞妓が華やかに 京都の花街で始業式(2023/1/7) 京都五花街のうち、祇園甲部、宮川町、先斗町（ぽんとちょう）、祇園東で7日、仕事始めの「始業式」があった。芸舞妓（げいまいこ）が正装の黒紋付き姿で、1年の精進を誓った。 「おめでとうさんどす。相変わり…
華道池坊、新春彩る初生け式 分断の日常に願い込めた次期家元の花題(2023/1/5) 華道家元池坊の「初生（い）け式」が5日、京都市中京区の家元道場で開かれた。全国から集まった5～97歳の約700人が花を生けて新年の門出を祝い、精進を誓った。 室町時代の生け初めから続くとされる新春の…
蹴鞠初め「アリ」「ヤア」 回数や所作の麗しさ競う 京都・下鴨神社(2023/1/4) 平安時代に流行した球技を伝える「蹴鞠（けまり）初め」が4日、世界遺産の下鴨神社（京都市左京区）であった。年始の恒例行事で、平安装束をまとった「蹴鞠（しゅうきく）保存会」の会員が、鹿革製の白い鞠を地面…
3千枚のお札がひらひら 亀岡市の穴太寺で福給会(2023/1/4) 参拝客にやぐらの上からお札をまいて授ける「福給会（ふくたばえ）」が3日、京都府亀岡市曽我部町の穴太（あなお）寺であった。訪れた約300人が、約5メートルの高さのやぐらからひらひらと舞いおりてくる3千…
京都・南座の支配人は山伏でもある コロナ禍の逆境「動じない心」で(2023/1/4) 関西の歌舞伎公演の拠点の一つ、京都・南座は日本最古の歴史を持つ劇場だ。その支配人、小林雄次郎さん（50）は山伏でもある。山に入って祈り、生かされていることに感謝する。修験道が心のよりどころになってい…
京都タワーは「ろうそく」ではない?! 白く優雅なデザインのナゾ(2023/1/3) 「京都タワーはろうそくや」。京都市出身の記者は子どものころ、母親からこう教わった。京都駅前にそびえ立つ京都タワー。京都人でなくても見覚えがある人は多いと思う。建築物の「高さ規制」が厳しいこの街で、ど…
（京の隠れ里に住んで）昔ながらの地域の仕事着、まつりで着てみたら(2022/12/28) 京都市最北端にある久多（くた）。市中心部から車で約1時間、約80人が暮らす山あいの小さな集落です。今年は3年ぶりにコロナ禍による行動制限がなくなり、夏には「北山友禅菊まつり」が開かれました。地元の女…
海軍カレーと京料理、合体の術 東郷平八郎も通ったレストランが提供(2022/11/13) かつて海軍鎮守府が置かれた京都府舞鶴市に伝わる海軍料理と京料理を合わせた「海軍割烹（かっぽう）術」コースが、海軍御用達の旅館だった舞鶴市のレストラン「松栄館」で披露された。12月から一般に提供される…
綱なしでも魚捕って戻ってくる「放ち鵜飼」 復活の鍵を握った習性は(2022/11/12) ウミウに綱をつけずに魚を捕らせる「放ち鵜飼（うかい）」が10月、21年ぶりに復活した。人間との強い信頼関係が必要なこの漁法。京都府宇治市で人工孵化（ふか）で育てられた9羽のウミウと、それを操る鵜匠（…
99歳の大宗匠、千玄室さんが語る けんかにならない茶道の極意(2022/10/30) 裏千家第15代・前家元の千玄室さん（99）は、100歳が間近な今も、茶道を通して平和の大切さを呼びかける活動を続けている。背中を押しているのが、学徒出陣し、特攻隊員となった自身の体験だ。ロシアがウク…
京都の紅葉の名所、東福寺の広報主事が語る 特別公開の見どころ(2022/10/20) 紅葉の名所、京都・東福寺の塔頭（たっちゅう）・勝林寺（しょうりんじ）。住職の宇野虓堂（こうどう）さん（４４）がオリジナルの御朱印や華やかな花手水（ちょうず）を始め、若い参拝者が増えた。東福寺では広報…
食を通じて京都らしさ表現 「京料理」が国登録無形文化財に(2022/10/13) 「京料理」が国の登録無形文化財に登録される見通しとなった。料理だけでなく、おもてなしまで含めた京都文化の価値を認めて、国の文化審議会が12日、文部科学相に答申した。府内では京料理をPRするための見学…
平安から現代にタイムトラベル 京都の上七軒で芸舞妓ら舞台(2022/10/9) 上七軒歌舞会の「第70回北野をどり」が8日、初日を迎えた。新型コロナウイルスの影響で過去2年は休演しており、開催は3年ぶり。例年は春だが、秋に変更しての実施となった。 午後2時からの公演には約300…
平安京の面影残る古都の池 祇園祭発祥の地、お寺なのに「神」のわけ(2022/10/9)■神泉苑（京都） 大池が鏡のように空を映している。水の中をのぞき込むと、無数の黒い鯉（こい）に交じって、赤や金の鯉が悠々と泳いでいた。池には朱色の太鼓橋がかかる。 この場所はかつて天皇のための庭園（禁…
京都出身の佐々木蔵之介さんに聞く 文化財を伝える意義(2022/9/28) 京都で120年続く造り酒屋で生まれ育った俳優の佐々木蔵之介さん（54）は年々、ふるさとへの思いが強まっている。お寺や神社に出かけ、京都の魅力に改めて気づくという。ふだんは見られないお宝をご開帳し、そ…
花街文化を子どもたちが取材(2022/9/25) 子どもたちが舞妓（まいこ）や芸妓（げいこ）から、ふだんの生活や舞台の裏話を取材する体験会が24日、上七軒歌舞練場（京都市上京区）であった。花街文化に関心を持ってもらおうと京都市が初めて開き、小中学生…
（月刊京都カルチャー）百万遍さんの手づくり市 自由に表現、元気のもと３５年(2022/9/24) 自分で作ったものであることが条件で、キャリアは問わない。評価するのは客にまかせ、作品の巧拙で出展者をふるいにかけることもない。場所は地域の呼び名にもなっている百万遍知恩寺（京都市左京区）の境内で、ど…
「花の天井」特別公開 見上げれば44の草花 京都・平岡八幡宮(2022/9/18) 京都市右京区の平岡八幡宮で「花の天井」と呼ばれる天井画の秋の特別拝観が16日に始まった。3連休初日の17日は遠方から訪ねる人も多く、天井に描かれた絵を一枚一枚ゆっくりと楽しんでいた。 絵は本殿天井の…
3年ぶり「祇園をどり」開催、祇園東 上七軒「北野をどり」も秋に(2022/9/6) 京都五花街の一つ、祇園東歌舞会が11月、3年ぶりに「祇園をどり」を開催する。8月31日に舞台写真の撮影があり、演目の詳細が発表された。五花街のうち、「祇園東」だけが例年秋に公演をしているが、過去2年…
神社の境内に古書50万冊 古地図から「仁義なき戦い」の台本まで(2022/8/12) 下鴨神社・糺（ただす）の森（京都市左京区）で11日、「下鴨納涼古本まつり」が始まった。高い木々が生い茂る境内の日陰で関西を中心に28の古書店が参加し、多くの来場者が目に留まった本を手に取った。16日…
不気味な人形に電話機 学芸員のセンスで厳選した「あやしいもの」(2022/8/4) 京都府宮津市の府立丹後郷土資料館で、丹後地方の「あやしいもの」を集めた企画展「あやしい・・丹後」が開かれている。幽霊などの定番ものから意外な物まで、学芸員のセンスで選んだ55点が並ぶ。9月4日まで。…
女性たちの囃子方 3年ぶりに八坂神社でコンチキチン(2022/7/31) 祇園祭への参加を目指す女性たちがつくる「平成女鉾清音（おんなぼこさやね）会」は30日、3年ぶりに京都市東山区の八坂神社舞殿で祇園囃子（ばやし）を奉納した。 「ソーレ」と威勢の良い掛け声と共にコンチキ…
高次脳機能障害の僧侶が語る、田沼武能さんの写真がくれた「希望」(2022/7/28) 僧侶の岸野亮哉（りょうさい）さんは写真家でもある。 2003年にイラク戦争のバグダッドを取材し、軍事政権下のミャンマーや内戦中のスリランカに入った。東日本大震災の直後から岩手県陸前高田市に通って被災…
（月刊京都カルチャー）バーレスク 脱ぐ過程、じらして妖艶に(2022/7/23) 音楽にあわせて移ろう照明が素肌を彩る。時にコケティッシュ、時に挑発的な視線が観客をあおる。手品のようにスカートをはぎ取り、首のホックをじりじり外し――。衣装が脱ぎ捨てられるたび、客席の盛り上がりは高…
後祭の宵山期間始まる(2022/7/22) 祇園祭は21日、後祭（あとまつり）の宵山期間を迎えた。京都市中心部では、山鉾（やまほこ）が駒形ちょうちんの明かりに照らされ、見物客が祭りの風情を楽しんでいた。 後祭の宵山期間は露店が出ないため、鉾町…
3年ぶりの山鉾巡行を動画で 祇園祭、観光ガイドがご案内(2022/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭では、山鉾（やまほこ）が京都市中心部をめぐる山鉾巡行が、3年ぶりに行われます。 祇園祭は八坂神社（京都市東山区）の祭礼で、疫病がはやった869年に災厄の除去を祈ったこ…
祇園祭・山鉾巡行3年の空白 800年の伝統継承へ、工夫あれこれ(2022/7/16) 3年ぶりの祇園祭・山鉾（やまほこ）巡行が17日に迫る。巨大な山鉾を組み立てたり、動かしたりするのは年に1回。前祭（さきまつり）で巡行する23基は、2度の中止による影響の大きさを実感しながらも、800…
災禍を断ち、豊作を占う 京都・鞍馬寺で3年ぶりに竹伐り会式(2022/6/21) 大蛇に見立てた青竹を山刀でたたき切り、災禍を断ち、豊作を占う伝統行事「竹伐（き）り会（え）式」が20日、京都市左京区の鞍馬寺であった。新型コロナウイルス感染拡大のため、開かれたのは3年ぶり。 本殿前…
はかない美しさ、無常の象徴 「沙羅の花」京都・東林院で咲く(2022/6/15) 梅雨のころの朝に咲き、夕には散るナツツバキの花が見ごろを迎え、京都市右京区にある妙心寺の塔頭（たっちゅう）東林院で15日、「沙羅（さら）の花を愛（め）でる会」が始まった。 ナツツバキは、日本の寺院で…
コロナ禍、寺社に広まった花手水 癒やし、SNS……時代にマッチ(2022/6/9)■まだまだ勝手に関西遺産 お寺や神社にある手水（ちょうず）鉢に花を浮かべた「花手水」。コロナ禍に広まった。その始まりは、やはり関西にあるようで。（岡田匠） コロナ禍、あちこちのお寺や神社で「花手水」を…
16歳で舞妓に 京都・上七軒の芸妓梅ぎくさん、40年を語る(2022/6/2) 京都に五つある花街の一つ、上七軒（かみしちけん）（京都市上京区）で芸妓（げいこ）を続ける梅ぎくさんの40年余を追った写真展が京都市中京区のギャラリーで開かれている。上七軒で四半世紀ぶりの舞妓（まいこ…
「牛」が結んだ意外な縁 北野天満宮にランボルギーニなど名車が集結(2022/5/23) 【京都】牛のエンブレムでおなじみの「ランボルギーニ」を始めとするスーパーカーが22日、上京区の北野天満宮に参拝し、オーナーたちが交通安全を祈願した。 2015年から毎年の恒例行事で、コロナで3年ぶり…
幽玄の世界、地下街でプレ公演 6月の京都薪能をPR(2022/5/15) 6月に平安神宮（京都市左京区）で3年ぶりに開催する「京都薪能（たきぎのう）」（主催・京都市、京都能楽会）を多くの人に見てもらおうと、見どころを伝えるプレ公演が14日、京都市下京区の京都駅前地下街ポル…
3年ぶりの流鏑馬 50センチ四方に命中 世界遺産の京都・下鴨神社(2022/5/3) 世界遺産の下鴨神社（京都市左京区）で3日、流鏑馬（やぶさめ）神事の騎射が3年ぶりに行われた。京都三大祭りの一つである葵祭（あおいまつり）の先駆けで、過去2年は新型コロナウイルスの影響で本殿での儀式だ…
秀吉が築いた「御土居」のもみじ苑 新緑のもみじが見頃に(2022/4/30) 京都市上京区の北野天満宮にある「もみじ苑」で、新緑のもみじが見ごろを迎えている。29日は雨にぬれたもみじの緑が、いっそう鮮やかに映え、訪れた人たちはカメラを向けるなど楽しんでいた。 境内には、都の防…
教えつないだブッダのお弟子さん紹介 龍谷ミュージアムで(2022/4/24) 釈迦（しゃか）の十大弟子や十六羅漢に焦点を絞った「ブッダのお弟子さん―教えをつなぐ物語」展が23日、京都市下京区の龍谷ミュージアムで始まった。期間中、国宝2件、重要文化財14件を含む96件を展示（展…PR注目情報
