DIALOG 日本の未来を語ろう :朝日新聞デジタル
2018/05/15

「AIを搭載したロボットが日常の風景に」
フラワー・ロボティクスの松井龍哉社長が考える2030年の未来とは

Written by 鈴木詩織(POTETO)with 朝日新聞DIALOG編集部

5月20日から5日間にわたって開催される朝日新聞DIALOGの「AIフォーラム」。最終日にはロボットの研究開発、製造、販売をしている、フラワー・ロボティクス株式会社の松井龍哉代表取締役社長が登壇します。同社では、AI(人工知能)を搭載した自律式台車型ロボット「Patin(パタン)」を開発中です。Patinは、部屋を自走しながら、空間を三次元で認識。照明や植栽、空気清浄機など様々なサービス・ユニットを本体の上に積むことで、既存の機能の自律移動化が可能になります。家庭の中に自然に入り込むロボットの開発を目指す、松井さんが考える2030年とは、どのような世界なのでしょうか。

Q.2030年に、AIはどれくらい社会実装されているでしょうか
いろんなことが自動化され、同じことを繰り返す仕事にはAIやロボットがどんどん入っていく。スマートホームが普及すると、街全体で相当な量の情報がたまり、そのビッグデータをどう活用するかがデザインの根源になります。エネルギーや交通などの面で活用されるだけでなく、街全体が知的な情報都市になるでしょう。AIを介して、都市工学と生命工学とのかかわりも強くなる。生命も情報の一つですから、解析が進むと、病気が治りやすくなったり、より体への負担がかかりにくい世界が生まれたりするのではないでしょうか。

Q.ロボットはどのような役割を果たしていきますか
これからのロボットは、個々の性能の高さよりも、あるモノと別のモノをつなぐことで新たな価値を生み出すことが重要になります。たとえば、AIを搭載したロボットが家の中で自律的に動き、司令塔となって家電同士をつなぐことで、新しいユーザー体験をデザインできるようになる。朝起きて「おはよう」と言うだけで、AIが認識して、自動的にカーテンが開き、コーヒーが沸き、テレビでニュースが流れ出す。あるいは、ロボットが空気の汚れた場所を検知し、自動的にそこで空気清浄機を動かすようなことも可能になると思います。既存のものだけでは達成できなかった場合も、ロボットが間に入ることで新しい価値を生み出すことができるのです。

AIやロボットが普及したとき、ビジネスはどう変わるのか。「コネクティッドデザイン考 序説」と題する松井さんのセッションは、24日(木)16:00~16:55に開催されます。

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