DIALOG 日本の未来を語ろう :朝日新聞デジタル
2018/05/23

最新テクノロジーと社会課題について考える5日間
「朝日新聞DIALOG AI FORUM」スタート

朝日新聞DIALOG編集部

朝日新聞DIALOGの「AI FORUM 2018」が5月20日に始まりました。会場は、東京ミッドタウン日比谷のビジネス連携拠点「BASE Q」。朝日新聞の創刊140周年記念事業でもあるこのイベントでは、5日間にわたって社会実装フェーズにある人工知能の可能性について、様々な分野の専門家と考えていきます。

初日のトップバッターは、国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センターの辻井潤一センター長です。約250人収容の会場が満杯となる大盛況の基調講演となりました。

辻井さんは、AI研究の現状や社会実装の際に生じる課題に触れながら、「AIと人間の協業」の可能性について語り、講演後には2030年の日本を担う若者に対し、「これからは技術力、ビジネス視点、(新技術の)社会への展開力の三つが求められる。一つに特化するのではなく、三つを包括するトータルな人間力を鍛えてほしい」とエールを送りました。

午後には、メディアアーティストで筑波大准教授なども務める落合陽一さんが登壇。「二極化した多様な能力、社会をどう生きるか」をテーマに講演を行いました。

落合さんは「高齢化が進んだ社会では、テクノロジーを使って問題を解決する必要性が高まる」と指摘。「AIやIoTなど、使い道がはっきりしていて、お金を生み出すことができる新技術は一気に社会実装されていく」と述べました。

でも、どう使うべきかわからなかったり、ビジネスにしにくかったりする新技術もあります。それについては「対象者が少ないなど、ビジネス化しにくい分野では、ユーザーが自分で簡単にAIをプログラミングできるようにすることが、多様な社会では重要だ」と話しました。

夜には、平成生まれの若手をフィーチャーしたナイトセッションも。「人間と機械の協働」をテーマに、「全脳アーキテクチャ若手の会」の大澤正彦さんと、AIを使った飲食店の経営支援アプリを開発するリクルートライフスタイルの甲斐駿介さんが対談しました。

研究職とビジネス領域という異なる世界に身を置く2人でしたが、すべての人が日々の生活の中でAIを無意識に使う時代には、「これ、やってみたら面白そうじゃない?」というワクワク感をテコに、年齢も所属コミュニティーも異なる様々な人を巻き込んでいくことが重要と語り合いました。

「AI FORUM 2018」は24日まで続きます。
http://dialog-b.potaufeu.asahi.com/dialog/ai/

開催されたセッションの内容は、後日、このサイトで詳しくお届けする予定です。 ‬

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