2018/07/17

AIと共に働く未来、AIと働き方の関係
具体的なAIサービスを紹介
AIフォーラム DAY4 講演ダイジェスト

朝日新聞DIALOG編集部

「朝日新聞DIALOG AI FORUM 2018」4日目は、これから人工知能(AI)と共に働くにはどうしたらいいのか、といった、より具体的なテーマでの講演が目立ちました。AIの活用・導入をサポートする立場から、また、業務に活用できるAIサービスを提供する立場から語られたAIと人間との関係について、その概要をお伝えします。

AIと共に働く未来に必要となる視点とは

「2035年の日本のなりゆき成長率は、先進国中最低だと予測されるが、AIを活用できれば、日本は大きく成長することが可能」。アクセンチュア株式会社デジタルコンサルティング本部のイノベーション・ハブ東京共同統括/マネジング・ディレクターを務める保科学世さんは、そう話しました。
少子化・高齢化によって日本の労働力が減少することは避けられません。AIだけではなくロボティクスの技術も含めた機械が人の仕事をサポートし、労働力の不足分を埋める必要があります。
では、人をサポートするAIサービスをつくるにはどうすればよいのでしょうか。保科さんは「AIスペシャリストだけではなく、あるべき業務のビジョンを描きプロジェクトをナビゲートするコンサルタント、人間の感性に訴えるデザイナー、安全・安心を担保するセキュリティー・スペシャリストがタッグを組む必要がある」と指摘しました。

急務となっている仕事の効率化を具体的なAIソリューションで解決

AIをどこでも活用できるよう、AIを簡単に使うための新たなソリューションを提供する株式会社Cogent Labs。「AIを使えば、海外に頼るのではなく、国内でビジネスを回せる。私たちのサービスを使えば、仕事の効率化が図れる」と同社の飯沼純代表取締役は言います。
今後は、日本だけでなく中国、インド、東南アジア諸国も、高齢化など様々な社会問題と向き合うことになります。そこで重要なことは、いかに生産性を上げるか。講演では、画像認証と自然言語理解を活用することで作業時間が大幅に削減できる例が紹介されました。
また、AIエンジニア不足が慢性化するなか、優秀なエンジニアを確保するには、「自分たちの技術が、ビジネスの現場で実際にどのように使われているかがフィードバックされる環境にあることが重要だ」と強調しました。

日常業務、生活に手軽に導入できる8社のAIサービス

AIは、私たちの身近なところで、どのように活用できるのか。「明日から使えるAIサービス」を提供するスタートアップ企業が次々に登壇し、自社の取り組みを紹介しました。
登壇したのは以下の8社です。①エンジニア不足に貢献する人工知能の学習サービスを提供する株式会社アイデミー ②面倒な出張の手配や精算をサポートするクラウド型出張手配サービスを行う株式会社AIトラベル ③AI活用を気軽に試せるAIプロトタイピングサービスを展開するAnyTech株式会社 ④AI競馬予測アプリを配信する株式会社GAUSS ⑤VR内でビッグデータ・行動パターンを検出する技術を研究する株式会社ジョリーグッド ⑥オンライン商標取得サービスを手がける特許業務法人Toreru ⑦パソコン上の定型業務を誰でもワンクリックで自動化できるサービスを展開するBizteX株式会社 ⑧広告効果を最大化するAIマーケティング・アシスタントサービスを提供するRoboMarketer株式会社。

このエレベーターピッチのプレゼンターを務めた、ディップ株式会社次世代事業準備室の進藤圭dip AI.Lab室長は、「AIがどこにでもあることは、日本の成長戦略につながる」と、AIサービスを提供するスタートアップ企業へエールを送りました。

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