2019/03/22

セキュリティに取り組むことは物事の本質を考えること
「サイバーセキュリティ・スカラシップ・プログラム」参加者座談会

【PR】シスコシステムズ合同会社

パソコンやスマートフォンだけでなく、ありとあらゆる電子機器がインターネットを介してつながるIoT社会が現実のものとなりつつあります。日本のサイバーセキュリティ人材は、2020年に19万人不足すると言われています。これは山梨県甲府市の人口に匹敵する規模です。

こうした深刻な人材不足を解消する方策として期待されているのが、学生向けプログラム「サイバーセキュリティ・スカラシップ・プログラム」。世界最大のコンピュータ・ネットワーク機器開発会社であるシスコシステムズ合同会社が、2017年4月から無償で提供しています。内容は、国内教育機関での授業化や米国のシスコシステムズ本社での研究など多岐にわたります。

シスコシステムズ東京本社で行われた研修。全国から15人が参加しました。地方からの参加者には宿泊費が補助されます

そのプログラムのひとつである「基礎コースCCNA Cyber Ops(Operations)」が2月に開催されました。
「CCNA Cyber Ops」はシスコシステムズが認定するサイバーセキュリティの資格です。基礎コースはこの資格の受験準備ができるプログラム。他には、オンライン上で誰でも学べる「入門コース」、より実践的な「応用コース」があります。
基礎コースは自宅での事前学習と、シスコシステムズ東京本社(東京・六本木)での5日間の研修からなっています。研修では、コンピューターやシステムの脆弱性や攻撃の種類、それを防御するための方法、脆弱性を突かれてインシデント(事件)が発生した際の対応、セキュリティ人材に求められる考え方など、セキュリティ全般の知識を学びます。

基礎コースを締めくくるのは、参加者それぞれがパソコン上で受ける修了試験。75%以上の正答率で、資格受験の割引クーポンももらえます。この修了試験を受けた直後の学生5人に集まってもらいました。次の方々です(五十音順)。

柴﨑研冶さん 福井県出身、金沢工業大学工学部情報工学科3年
シム・ジュンウンさん 韓国出身、上智大学大学院理工学研究科所属。大学院での専門は植物学
高田俊介さん 広島県出身、麻生情報ビジネス専門学校ネットワークセキュリティ科2年
トン・ヨウさん 中国・蘭州出身、東京理科大学理工学部情報科学科3年
早坂彪流(たける)さん 宮城県出身、東北学院大学工学部情報基盤工学科2年

石川県から参加した柴﨑さん。今回のプログラムは「就活サイトで知りました」

―― お疲れさまでした。5日間受けてみてどうでしたか?

シム いや-、難しかった(笑い)。

柴﨑 これまで2年ほどサイバーセキュリティについて勉強してきたけど、それでも知らないことが結構あって勉強になりました。

高田 詳しく掘り下げるというよりは、幅広く学んだ感じです。

韓国出身のシムさん。「eスポーツが好き。そこから興味が発展してセキュリティの勉強もしたいと思いました」

―― サイバーセキュリティについて学ぼうと思った理由を教えてください。

シム 今は第4次産業革命が起こっていて、その核となるのはやっぱり、IT技術とかITインフラですよね。そうした中で、企業で使用している端末、蓄積した個人情報などのセキュリティを高めないといけないという共通認識が、IT業界にはあると思います。僕は、そうした認識は業界だけじゃなくて、一般人の教養として広がるべきだと考えているんです。だから、大学院での専門分野は全然違うけど、セキュリティを学んでいます。

トン 私はダークネットを知ったことがきっかけです。GoogleやYahoo!で検索をかけて出てくる「明るい」ネット空間は実はほんの一部で、より深部には特殊な方法を使わないとアクセスできない巨大な領域がある。それがダークネットです。この領域内の動きは警察でも追跡しきれないので、悪いことがたくさん行われています。それを防ぐセキュリティ業界は圧倒的に人が足りていないと知って、学びたいと思いました。

高田 僕は、勉強するうちに見つけたセキュリティの魅力に惹かれています。それは何かというと、セキュリティって物事の本質を考えることでもあるんです。脅威から守るためには、何が大事で、何が大事じゃないのかを考えて、優先順位をつけないといけないから。そういうことを考えるのが面白いな、と感じています。

早坂 セキュリティ業界は法律がまだ整っていないのに、新しいIoTデバイスやアプリはどんどん出てくる。そんな中で、どうやったら悪いことを横行させず、正しく技術を使ってもらえるかを考えたい。僕は「情報技術を正しく使ってこの世の中を良くしていこう」っていう流れの一つにサイバーセキュリティがあると捉えています。

福岡県から参加した高田さん。「ネットワークを勉強していて、セキュリティにも興味を持ちました」

―― 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本では国を挙げてサイバーセキュリティの強化に取り組んでいます。その先の2030年には、みなさんの世代が現場の最前線で活躍していることでしょう。サイバーセキュリティの世界はどうなっていると思いますか。

早坂 IoTデバイスが普及したら、ネットの世界から現実世界に影響が及ぶことが増えてきて、対策が必要になると思います。例えば、赤ちゃんを見守ってくれるIoTシステムがあったとして、誰かがそこを攻撃して赤ちゃんに危害が加えられたら、シャレではすみませんよね。

トン 最近は、システムを攻撃できるアプリが出回っていて、それを使えば知識なんかなくてもノートパソコンひとつで簡単に攻撃できます。守るのは難しいけれど、攻撃するのは簡単で、これからどんどん攻撃者は増えていくんじゃないでしょうか。

早坂 例えばゲームのボスが倒せないとき、アプリ自体を攻撃して、ボスを無理やり倒すことだって簡単にできてしまったりね。倫理的な面をどうしていくかも大きな議題だし、法律面は今すぐにでも整備しないと間に合わないと思います。

中国出身のトンさん。「新しいウイルスを新しい方法で防御すると考えると、ワクワクします」

―― この記事を読んでセキュリティに興味を持った人にメッセージをお願いします。

シム サイバーセキュリティは、これからは本当に必要な知識になってくるから、学んだほうがいいと思う。

柴﨑 セキュリティエンジニアは不足しているから、かなりの高収入が望めるし(笑い)。

トン 私はサイバーセキュリティにずっと興味があったけど、セキュリティ分野は幅が広くて、どこからやればいいのか分からなかった。同じような人は、体系的に学ぶためにこのコースを受講することをお薦めします。

早坂 ウェブ教材から無料で学べるのも手軽でいいですよね。

柴﨑 サイバーセキュリティの分野が自分に合っているのかどうかを見極めたい人も、このコースを受講するのがいいと思います。

セキュリティに詳しい早坂さん。「インターネットは、知識や権力をもっていると悪用できてしまう」

※「シスコ・サイバーセキュリティ・スカラシップ・プログラム」の詳細は、下記のリンクから↓
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/about/security-scholarship.html

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