2050年——どんな自分? どんな世界?カイシャと学生 未来を話そう:朝日新聞DIALOG
2021/12/16

2050年——どんな自分? どんな世界?
カイシャと学生 未来を話そう

【PR】明電舎、東亜グラウト工業

 今からおよそ30年後、2050年はどんな世界になっているのだろう。

 私たちは、どこで、どんな暮らしをしているのだろう。

 DIALOG編集部は、「Guessイイ(下水イイ)!!」プロジェクトを進めてきた株式会社明電舎と東亜グラウト工業株式会社の2社と、新たなコラボレーションを企画。「これから未来を担っていく若者の、素直な気づきやホンネを教えてほしい!」という願いを込めて、まずは世代や立場を超えて「自分たちの未来」に「想(おも)い」をはせることから、今を生きるヒントを探った。

語り合ったメンバー
《東亜グラウト工業》 福島早苗さん(文系学部卒・社会人1年目)、大塚響さん(理系学部卒・社会人1年目)、長谷川暢さん(理系大学院卒・社会人1年目)、本多優也さん(理系大学院卒・社会人2年目)
《明電舎》 中川優衣さん(文系学部卒・社会人2年目)、神前英里奈さん(文系学部卒・社会人1年目)、園田拓哉さん(文系学部卒・社会人2年目)
《DIALOG学生部》 三嶋健太郎さん(経済学部3年)、徳田美妃さん(教育学部3年)、保浦真美香さん(理工学部2年)

ホンネを知り 暮らしを支えたい

 プロジェクトメンバーの2社は「縁の下の力持ち」的な存在だ。

電気の力で世の中を豊かに——明電舎

 明電舎は普段目にすることはほとんどないけれど、実は日々の生活を電気の力で支えている。社名にある「舎」には「『電気の力で世の中を豊かにする』という志を持った仲間が集う場所」という意味が込められている。今の生活を支えることはもちろん、社会や未来に対して誠実に向き合うこと、そしてそこに暮らす一人ひとりを大切にしている会社だ。

一歩先へ 突き抜ける——東亜グラウト工業

 地盤改良・斜面防災・管路メンテナンスの3事業を軸に、人々の暮らしを守るためインフラ整備を行う東亜グラウト工業。「突き抜ける」をスローガンに、一般の目に触れることの少ない世界だからこそ、正確さと誠実さを何よりも重視しつつ、伝統と信頼を守りながら世の中の一歩先を行く最高のパフォーマンスを発揮するために、常識を突き抜ける発想と開発力で、これからも続く安心・安全な暮らしへの貢献を目指している。

 ともに人々の暮らしを支えるインフラ企業として、これからの未来がより豊かなものになるように、真剣に世の中と向き合っている。でも、企業の視点で考えて語るばかりではなく、実際に暮らす人々はどう感じているのだろう? 未来を担う若者はどんなことを思うのだろう? 立場や世代の壁を取り払って、もっと自由に柔軟に未来への想いや価値観を語り合ってもいいのではないか。

 大学生や若手社員の未来に対する想いに向き合い、共に考え、共に歩んでいきたい、そこから新たな気づきも生まれるのではないか。そんなところから本企画がスタートした。

 全2回の初回となるこの日は、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、3グループに分かれてトークを展開。身の回りの身近なことから、広く世の中や社会の話題まで、様々な視点でディスカッションした。

バリバリ派か まったり派か

2050年、どんな人になりたい?

 未来に対する想いを語り合う今回の企画。今、話題になっているSDGsのターゲットである2030年からさらに20年先を見据え、「2050年」をターゲットに設定した。

 2050年がどんな社会になっているか。それを考える近道は、まず自分がどんな人間になりたいかを考えることなのかもしれない。各グループでそれぞれ、自分たちへの問いかけが始まった。

 「学び続ける大人になりたい」

 「周囲にいる人の温度を上げられる人。そのために自分が成長するのはもちろん、周りに気を配れるようになりたい」

 「とにかくグッドでビッグな人になりたい」

 「平和にまったり暮らして、家族と一緒に過ごせる時間を大切にしたい」

 「猫と戯れながら、安定した生活を送りたい」

 話し合いの中では、それぞれの置かれている状況や、性格による違いもあり、「バリバリ自己研鑽(けんさん)を積みたい人」から「まったりと余生を過ごしたい人」まで、様々な意見がみられた。

 ただ共通していたのは、みなそれぞれの将来に希望を持っていたこと。思い描く自分自身の姿をもとに、話し合いは自分たちの身近なところから社会や世の中など、より広いテーマへと進んでいく。

フラットにつながれる世界

そんな理想の自分でいるために、どんな社会であってほしい?

 今はスマートフォンを手にすれば誰もがSNSに投稿し、また見知らぬ人々と簡単に交流できる世界になった。どこからでも世界の文化に触れ、自分の興味・関心をより探求できる生活を送りやすくなっている。

 「今でこそ多様性が大切と言われているけれど、2050年はそういうくくりすらない、もっとフラットな世の中な気がする」

 「一方でアイデンティティーも大切にしたい。日本の文化という枠組みだけではなくて、もっと小さな地域の文化にも自信を持って、大切に受け継いでいきたい」

 「新しいものが好きで、ずっと東京に住んでいたいと思っていたけれど、技術が発達したら、どこからでも情報にアクセスできる。そうすると、暮らす場所に制限がなくなるのかも」

 「確かに30年前と比べたら想像もできないほど、ずっと世界につながりやすくなった」

 30年先の世界を想像するという難しい作業ではあったものの、社会と自分とのつながりを真剣に考えている様子がうかがえた。特に多様性について論じた意見や、ヒトやモノとのつながりに視点を向けた意見も多かった。

世代間 価値観の壁なくしたい

理想の社会の実現に向けて、今、何を障壁に感じている?

 社会の中で生きていると、やはり世代間で価値観の違いを感じることがあるようだ。

 「(障壁になるのは)政治だと思う。政治家のほとんどは60代以上で、僕らの未来を難しくしていると感じる。LGBTQや選択的夫婦別姓を世代の異なる政治家に理解してもらうことは、体力も気力も必要」

 「若い人が政治を自分ごととして捉えつつ、次の世代にもそれを伝えていく必要がある」

 「若者は政治に関心がない」と言われ、低い投票率がたびたび問題視される時代。しかし、本当は関心がないわけではない。政治が変われば、世の中もきっと変わると信じている。そのために声をあげ、行動を積み重ねていくことが大事である、という考え方は参加者の共通認識となった。

技術と向き合う 自分らしく

2050年、どんな自分でありたい?

 2050年の自分を考えていくなかで、避けて通れないのが技術の進歩だ。あるグループでは、「孫とゆっくりする時間がほしいけど、孫が新作のゲームをしているときに『なんじゃい? それは』なんて言いたくない」との声が上がった。30年後であっても最新の流行だけでなく「新しい技術にもついていける人になりたい」という願いも込められているようだ。

 そんな意見から始まったこのグループの話し合いは、これからもますます進歩していくだろう技術とどう向き合うかという話題に。

 「生活に便利なアイテムを取り入れて、2050年は2050年なりの生活をしたい。例えば、ボタンを押したらご飯が出てくるとか」

 「時代には追いついていきたいけど、AIに生活を支配されて、何も考えなくなってしまうのは嫌」

 「僕は時代に逆行して山にこもりたい。技術も発達すると思うけど、情報に飲み込まれず、僕は僕らしくありたい……あ、でもiPhoneは欲しいかも(笑)」

 技術は日々進化している。しかし、その技術とどう向き合い、使いこなしていくかは、参加者それぞれの感じ方や捉え方に温度差がある。どちらがいい/悪いというわけではない。心地よいと感じる環境を自分で選べる社会こそ、本当の意味で豊かと言えるのではないだろうか、そんなことを感じさせる議論になった。

テレパシーが可能に? 夢を語ろう

2050年、どんな技術が出てくるのだろう?

 「コミュニケーションのツールがファックスから、メール、SNS……と速度が速くなっているから、きっと次の伝達手段はテレパシーみたいなものでは?」

 「考えが直接、瞬時に伝わってしまうのは嫌だなぁ」

 「車はなくなっているかな? 全部電気自動車かな?」

 「脱炭素社会の実現により近づいていそう」

 SDGsは2030年のあるべき姿を描き、国や企業、個人がそれぞれ未来を見据えた活動を展開している。今回話し合った2050年は、さらにその先の未来。30年前の1990年ごろには、例えばスマートフォンがこれだけ普及していることが想像できなかったように、30年後の世の中がどうなっているか、見通すことは難しい。

 ただ、「こうあってほしい」「こうしていたい」という未来への願いは、確かにある。

理想の未来へ 次は社会人に「授業」

 今回、未来について話し合った明電舎と東亜グラウト工業の若手社員、DIALOG学生部の大学生たちの新鮮な意見は、実現したい未来へ希望と期待をつないでくれるものになった。

 未来は誰にも分からない。けれど、理想の未来に向かうために想いをはせ、考え、声をあげ続けることにはきっと意味がある。


 次回は、今回話し合った内容をもとに、大学生が社会人に未来への想いを伝えるイベントを計画しています。

 想いを伝える方法として考えているのは「授業形式」。2050年、彼ら彼女らはどう生きていたいのか。そのためには、今を生きる私たちや企業は何を学び、何をするべきなのか。「生き方」「働き方」「企業のあるべき姿」などをテーマに、大学生が社会人に向けて「授業」を展開します。

 その内容は、あらためてDIALOGのホームページでご紹介する予定です。

イベント終了後、関係者みんなで「いいね!」
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