未来をひらくデジタル技術 イノベーションの波を起こそうゼネテックDXチャレンジ 若い世代とともに:朝日新聞DIALOG
2022/07/20

未来をひらくデジタル技術 イノベーションの波を起こそう
ゼネテックDXチャレンジ 若い世代とともに

【PR】株式会社ゼネテック
※撮影時のみマスクを外しています

 人と地球にやさしい社会を、デジタル技術で切りひらこう——。

 若い技術者や起業家の発想力を伸ばし、成長を支援する「DXチャレンジ2022~人と地球にやさしい社会の実現へ~」をゼネテックが開催。デジタル技術を使って社会課題を解決するビジネスプランを学生と社会人から募集しています。応募期間は8月20日まで。最優秀賞には賞金500万円が贈られます。

 ゼネテックが目指す社会は? コンテストにかける思いは? DIALOG学生部のメンバー3人が東京・西新宿のゼネテック本社を訪問。DXチャレンジ実行委員長を務める中野哲浩さんに聞いてきました。

ものづくり ハード・ソフトで支援

 まずはDIALOG学生部の仲川由津さん(津田塾大学3年)が「ゼネテックさんは、どんな会社ですか?」と質問。中野さんは「ゼネテックは幅広い事業を展開しています」と語り、柱となる三つの事業を紹介しました。

ゼネテック 三つの柱
・災害時位置情報アプリ「ココダヨ」
・ハードウェア、ソフトウェア双方に対応するシステム開発
・生産、物流シミュレーションを可能にする「FlexSim」などのDXソリューション

中野 ココダヨは災害時、家族や友だちに「ここにいるよ」と居場所を自動通知するサービスです。東日本大震災では「家族はどこにいるんだろう?」と心配して、危険な場所に行ってしまい、2次災害に遭われた方々もいましたが、そういうことが防げます。また、ハードウェアとソフトウェア双方に強みをもつシステム開発は創業時から続けていて、今でも一番大きい事業です。いわゆる、ものづくりの世界ですね。そして、DXソリューションは、3Dシミュレーションソフト「FlexSim(フレックスシム)」(※)を活用して生産ラインや物流をうまく手配、最適化できるようにしたり、3DCAD/CAMソフト「Mastercam(マスターキャム)」を提供してお客様の設計・製造を支援したりする事業です。

※ 生産ラインや倉庫内の配置など、現状の分析から課題を発見し、複数の改善案、現状を把握できる数値やグラフなどを可視化することができるソフトウェア。

中野哲浩 株式会社ゼネテック取締役副社長執行役員、DXチャレンジ実行委員長。1993年、京都大学工学部卒業。2006年、米国ミシガン大学MBA修了。企業変革経営者として、大小、国内外の企業(メーカ、技術 /製造サービス、専門商社)にて様々な改革・戦略経営を推進。企業経営、事業運営に豊富な知見を有している。

災害時に「ココダヨ」 安心安全

神里晏朱(立教大学4年) ココダヨは、他の企業が手がけるサービスと、どう違うのでしょうか。

中野 災害時、登録者の位置情報が自動で送られる技術は、弊社が特許を保有していて、他社のアプリでは使えません。シンプルな技術ですが、ココダヨにしかできないサービスというのが強みですね。安心安全のプラットフォームにしていきたいと思っています。

仲川 最適化という言葉が出ましたが、どのようなことを最適化というのでしょうか。

中野 いい質問ですね。自動車でもスマホでも、製品を作るにはたくさんの部品が必要です。最近、半導体不足やコロナ禍で工場が止まることがありましたが、部品が一つでも足りないと、その製品は完成しません。生産ラインのほか物流でも、一番細いところがボトルネック(障害)となって流れる量が決まってしまいます。個々の工程ではなく、全体を見渡して、スムーズに流れるようにするのが私たちの目指す最適化です。

現実? バーチャル? メタバース

大脇藍(名古屋外国語大学3年) FlexSimについて教えてください。

中野 FlexSimは「フレキシブルに使えるシミュレーション」。工場の生産ラインや倉庫の運搬ルートといったリアルな空間を、コンピューター上のバーチャルな世界で忠実に再現します。どうしたら最適化できるか、時間やお金をかけずに検討でき、現実との誤差もほとんどありません。

 現実とシミュレーションのデータを、双方向にやりとりすることもできます。これを、リアルとバーチャルが連動している双子の状態、「デジタルツイン」と呼んでいます。バーチャル空間で再現したものは、最近よく聞く言葉ではメタバース(コンピューター内の仮想空間)とも呼びますね。

神里晏朱(立教大学4年) 「生活に欠かせないテクノロジー。でも、スマホの通知に追われ、パソコンがないと仕事にならない——。テクノロジーに使われている気もします。アイデアを形にする。困りごとを解決する。テクノロジーは、より良い世界に向けて活用することに真価があると感じました」

日本を元気に きっかけづくり

 メタバースにも事業領域が広がるゼネテック。初めて主催する「DXチャレンジ」は、何を目指しているのでしょうか。神里さんの質問に、中野さんが答えます。

中野 これからの社会はITが切りひらいていきます。ゼネテックは、デジタル技術で新しい事業を起こして日本を元気にしたい。そして、それを支える若い人材の成長を支援したい。その一環としてDXチャレンジを始めました。新たなサービスや事業を創り出す人が増えたら、日本はどんどんいい方向に変わっていく。そのきっかけになればと考えています。

仲川由津(津田塾大学3年) 「最適化と聞くと、効率をとことん追求した、冷たい印象を持っていました。ですが最適化は、リアルとシミュレーションがお互いにフィードバックする協力プレー。可能性を広げてくれるDXに魅せられました」

新たな結合が価値を生み出す

 DXによって解決できる社会課題とは——。学生たちが、関心のあるテーマやアイデアを披露しました。

仲川 コロナ禍でリモートワークが増えた半面、体力がどんどん落ちていると感じます。体力アップをDXで支援できたら……。どのようなアイデア、切り口があるでしょうか。

中野 メタバース、デジタルツインが活用できそうですね。山道の映像が流れるランニングマシン、心拍数などが測れるスマートウォッチと連動するスマホアプリ、筋力を補完するパワードスーツのような技術は、すでにあります。そうしたものをベースにして、新しいセンサーなど組み合わせて情報通信でつないだら、どんなうれしさが生まれるかと考えてはいかがでしょうか? イノベーションとは「新結合」。要素と要素の新たな結合が、価値を生み出します。高度な要素技術の発明は必ずしも必須ではなく、「これとこれが組み合わさったらいいのでは」という発想が大切です。

大脇藍(名古屋外国語大学3年) 「初心者の私ですが、DXのビジネスに可能性を感じました。ささいなことに目を向け、当たり前を疑う。より良い世界が作れるようなアイデアを生み出したいと思いました」

狭い歩道 安全に通れるように

神里 私が通っている大学の前に、狭い道路があります。そこを通らないと駅まで行けないのですが、いつも渋滞しているんです。歩道の最適化がDXによってできないでしょうか。そうすれば、目が見えない方や障がいがある方も、安心して歩けるようになると思います。

中野 まさに整流化の問題ですね。電車やバスの到着時間が分かるアプリは、すでにあります。携帯電話のGPSで位置と速度を共有することで、どこが、どれだけ混んでいるかも分かります。道路幅をいきなり広げることはできないでしょうから、利用時間が分散されるように、混雑情報を共有したり、タイムサービスを提供したりといったアイデアは考えられそうですね。

食品ロス 何とかできない?

大脇 食品ロスの問題に興味があります。ファストフード店でアルバイトをしていたとき、食べ物も飲み物も一定時間を超えるとすぐに捨てる規則がありました。DXで管理を行い、安く売るなどして食品ロスをゼロにできないでしょうか。

中野 日本ではフードロスの問題は大きいので、ニーズは確実にあります。回転寿司店の中には、お皿の下にチップが付いていて、お寿司が回転レーンに出てからの時間が分かるようにして鮮度コントロールをしているところもあります。そのアナロジー(類推)で考えていくと、いい解決策が浮かぶかもしれません。

あるべき姿 ともに描こう

 DXチャレンジへの興味が深まった学生たち。応募は難しい? サポートしてもらえる? 大脇さんが質問しました。

大脇 応募には、どの程度のクオリティー、完成度が求められますか。

中野 まず、解決すべき課題が明確になっていて、次にその解決手段が明確になっていることが求められます。少なくとも課題が明確であれば、その時点で応募頂いて手段は後追いで具体化することは可能ではあります。「あるべき姿と現状とのギャップを何とかしたい」という問題意識を持つこと、そして「ギャップを埋めるために、こういう方向性でやっていきたい」と具体化することが大切です。「ここが困っている」という具体的なシーンを思い描くことができれば、課題形成に近づいているのではないでしょうか。

大脇 私も応募したいと思っています。

中野 「こういう課題がある」という意識さえあれば、勉強会などで担当者に相談することもできます。どう解決するか具体的な方法が思いつかなくても、「壁打ち」はできる。私も一緒に考えたいと思います。

走りながら考える 踏み外してみる

 学生の問題意識に対して、次々と新しい視点やアイデアを示してくれた中野さん。ビジネスプランを考える姿勢についてもアドバイスをくれました。

中野 大事なのは、走りながら考えること。動かないとイノベーションは起こせません。ただ、何も考えないで走って、違う方向へ行ってしまうと修正できなくなりますので、軸となる課題形成だけはしっかりと。既存の領域は、みんながやっていて似たりよったり。過当競争になるだけで、イノベーションは起こりにくい。中心部ではなく、あえて周辺、辺境に焦点を当ててみる。ちょっと踏み外してみる。そこにフロンティアがあると思います。

人と地球にやさしい社会へ ビジネスプランを募集
 「DXチャレンジ2022~人と地球にやさしい社会の実現へ~」は若手技術者・起業家の発想力を伸ばし、そのアイデアを生かす環境を創造するビジネスプランコンテスト。
 社会のデジタル改革を推進させるDX分野のビジネスプランを募り、「人と地球にやさしい社会」「日本の製造業の復活」に寄与することを目的としている。
 学生部門と一般部門があり、応募は8月20日(土)17:00まで。最優秀賞(1点)に500万円、優秀賞(2点)に100万円、佳作(2点)に50万円の賞金が贈られる。

デジタルで、人にやさしい社会を。
株式会社ゼネテック

 ゼネテックは、ハードウェアとソフトウェアの融合によるシステムを提供するデジタルソリューション事業、3D CAD/CAMシステム「Mastercam」の販売や、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」を中核としたデジタルツイン技術で製造現場の生産性向上を支援するエンジニアリングソリューション事業、災害時位置情報受信アプリ「ココダヨ」の開発・販売を行うココダヨ事業を展開している。

株式会社ゼネテック
本社:東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー25F
https://www.genetec.co.jp/

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