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トヨタ、コンパクト車もハイブリッド 11年にも発売

2009年7月28日5時1分

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 トヨタ自動車が、コンパクト車クラスのハイブリッド専用車を、11年にも売り出す計画であることが27日、わかった。トヨタにはこれで、1千数百万円する高級セダンから100万円台のコンパクト車まで、すべてのクラスにハイブリッド車(HV)がそろう。トヨタは電気自動車など様々な環境対応車(エコカー)が開発されるなか、HVを大量投入。次世代エコカーの主役の座に据える戦略だ。

 新たに売り出すHVは、コンパクト車「ヴィッツ」のエンジンや車台を利用する。搭載するハイブリッドシステムは、プリウスのものより小型で安く作れる、新開発のものにする考えだ。

 燃費性能はプリウスの1リットルあたり38キロを上回る、同40キロ以上を目指している。価格はプリウスの205万円に対し、150万円前後に抑えられる見通しだ。

 トヨタは10年末にヴィッツの次期モデルの生産に入り、1年後の11年末にもハイブリッド専用車を追加投入する予定。国内だけでなく、フランス工場での生産や欧州市場投入の可能性もある。

 トヨタがすべてのクラスにHVをそろえる「フルライン化」を急ぐのは、環境志向の高まりで、販売が急増しているためだ。

 5月発売の3代目プリウスは旧型より価格を約30万円引き下げたことや、政府の購入支援策の追い風で爆発的なヒットとなった。高級車ブランド「レクサス」でも、いまやHVが販売の主力になっている。

 欧米では今後、燃費や排出ガスの規制が大幅に強化される。ライバルのホンダはHVの需要がさらに高まるとみて、10年にもコンパクト車フィットにHVを設定する計画を明らかにしている。

 トヨタはディーゼル車が主流の欧州でも、HVを主力商品に育てる方針。電気自動車や燃料電池車の研究開発も進めているが、価格や航続距離の面から当分の間、HVがエコカーの主役になるとみて、大量投入を計画している。(福田直之)

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