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瞬間的に世界最高の光出力、レーザー装置が完成 大阪大

2009年3月13日19時45分

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写真LFEXの光を増幅する部分

 瞬間的に世界最高の10ペタワット(ペタは1千兆)の光を出すレーザー装置「LFEX(エルフェックス)」が完成、大阪大が13日公開した。日本独自の低コストの核融合やブラックホール解明などの研究に使う。

 観測装置を含めて約85メートル。ステンレス製の光路(こうろ)が4列あり、発生させた光を往復させて増幅する。増幅した光を1点に集めて試料に打ち込むと、中国全土に降り注ぐ太陽光を畳半分程度の面積に集めたような強さになるという。ただし、一瞬の高出力なので、エネルギーは電気ストーブを10秒ほどつけた程度の10キロジュールしかない。

 核融合反応は、圧縮した水素に、この強力なレーザー光を打ち込むことで「高速点火」して引き起こす。夏までに温度1千万度で、10年以降には温度5千万度で核融合を起こす予定だ。

 高速点火以外では、磁場を利用する方法やレーザーによる燃料の圧縮のみで核融合を引き起こす研究が進んでいる。(長崎緑子)

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