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新「しらせ」はエコ重視 4代目南極観測船、完成間近

2009年4月29日4時23分

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写真完成間近の「しらせ」

 4代目の南極観測船となる新「しらせ」(基準排水量約1万2500トン)が25日、舞鶴市余部下のユニバーサル造船舞鶴事業所で報道機関に公開された。最新鋭の「エコシップ」として、燃費効率と廃棄物処理能力を向上させたのが特徴だ。名前とオレンジ色の外観はそのままだが、内部は先代の建造から四半世紀を経て進化を遂げた。 航海の司令塔になる艦橋には、全地球測位システム(GPS)やレーダーを使って自艦や周囲の船舶の位置を確認する電子海図装置、船内の異常を知らせる監視装置などの計器類を搭載した。

 初めて設けられた廃棄物処理室には、生ごみをバクテリアで分解したり、ビンや缶を圧縮したりする機器を設置。40〜50トンの固形廃棄物が出る1航海(約5カ月間)に耐えられる処理能力だという。

 船体にさびにくい特殊な鋼板を使ったり、船首に散水装置をつけたりして氷海航行時の摩擦抵抗を少なくし、燃料消費を減らすなど、環境に配慮した工夫を凝らしている。

 さらに、観測隊の研究環境を改善するため、各寝室にはインターネットにつなげるLANを敷設。テレビ会議ができる「オペレーション室」も設けている。

 既に21回の試運転を終えており、6月20日に完成し、11月上旬の初航海で第51次観測隊を派遣する予定だ。(平畑玄洋、写真・高橋一徳)

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