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世界最高齢111歳のトカゲ、父親に ニュージーランド

2009年1月31日16時54分

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写真ムカシトカゲのヘンリー。111歳で父親になった=サウスランド博物館のHPから

 「生きる化石」といわれ、世界最高齢のムカシトカゲのヘンリーが111歳で父親になった、とニュージーランドのサウスランド博物館が発表した。メスのミルドレッドが産んだ12個の卵から11匹の赤ちゃんトカゲが誕生した。

 チュアタラと呼ばれるムカシトカゲは、ニュージーランドにしか生息しておらず、今は5万匹程度と言われる。ヘンリーも絶滅の危機から救うための保護活動の一環で捕獲された。現在、博物館には72匹が飼われているという。

 AP通信や米CNNなどによると、ヘンリーは70年代に保護されたが、メスの尾をかみちぎるなど攻撃的で気むずかしく、博物館でも繁殖には不向きと見ていた。しかし、02年に生殖器の腫瘍を取り除いたところ、性格も穏やかになった。繁殖行動も示すようになり、博物館に来て30年で初めての交尾成功だった。

 産卵したミルドレッドは80歳。一緒に飼われている22歳のジュリエットとはまだ交尾していないらしい。ムカシトカゲは20歳で性的には成熟するとされるが、完全に大人になるのには70年かかる。寿命についての科学的なデータはないが、150〜250年は生きるとの説もある。

 トカゲに詳しい東邦大理学部の長谷川雅美教授(生態学)によると、爬虫(はちゅう)類の年齢は一般的に個体識別の際に切る骨の年輪などや体の成長率から推定するという。(竹石涼子)

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