背中にサクラの花びらを吹きかけ、客から歓声を浴びるウメ子=4月10日、神奈川県小田原市の小田原城、岡田宙太撮影
神奈川県小田原市の小田原城址公園動物園で17日朝、飼われていたインドゾウ「ウメ子」がゾウ舎の中で横たわったまま死んでいるのを、出勤した飼育職員が発見した。詳しい死因は不明。推定62歳で、東京都の井の頭自然文化園で飼われている「はな子」とともに国内飼育の最高齢とされている。
ウメ子は1950年9月に推定3歳でタイから輸入されて、上野動物園(東京)に引き取られた。その年の10月に小田原城で行われた「こども博覧会」の目玉として小田原に来て以来、小田原城で飼育され、市民や来園者の人気者だった。