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ブラジル、温室ガス36%削減を目標 森林伐採8割減で

2009年11月14日15時2分

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 【レシフェ(ブラジル東北部)=平山亜理】ブラジル政府は13日、温室効果ガスの排出量を2020年までに、特別な対策を取らない場合に比べて36.1〜38.9%削減するとする目標を発表した。アマゾンなどの森林伐採を大幅に減らして二酸化炭素(CO2)の森林吸収を増やすことで達成を目指す。

 目標は来月コペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に示す予定だ。「義務的なものではない」としているが、新興国の中で先駆けて大幅な目標を示したことで、先進国と途上国の間で続く対立を緩和させるなどの効果も期待される。

 「地球の肺」とも呼ばれるアマゾンの森林を抱えるブラジルは、これまで森林伐採の削減量の数値目標設定には難色を示していた。アマゾンでは96年から05年までの年間平均で1万9千平方キロの森林が伐採されていたが、政府は昨年末に初めて、2017年までに伐採面積を72%減らすと発表。今回は削減目標をさらに80%まで増やし、2020年のアマゾンの森林伐採を年間4千平方キロにとどめるとしている。

 アマゾンでの森林伐採は、焼き畑などによる農耕地の造成が主な原因とされる。政府は、焼き畑をしなくても農作物を作れる方法の指導や、違法伐採の取り締まりを進めている。

 12日には、政府のアマゾン研究機関が、昨年8月から今年7月の1年間にアマゾンで伐採された森林は7千平方キロで、1万2千平方キロだった前年同期に比べ45%減ったと発表。88年に監視を始めて以来、最少の伐採量で、ミンク環境相は「取り締まりの効果があった」としている。

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