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エコに配慮し、安全運航 ANA機体工場

2010年9月9日11時36分

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【動画】ANA機体工場を見学

写真・整備中のボーイング777のエンジン部分拡大整備中のボーイング777のエンジン部分

写真・ANAの整備工場見学には年間6万人の人が訪れている拡大ANAの整備工場見学には年間6万人の人が訪れている

 羽田空港にあるANA(全日本空輸)メンテナンスセンターの見学会が盛況だ。迫力ある大型機を間近に見られるとあって、夏休み中は親子連れが連日訪れた。8月末にあった見学会に参加し、今春完成したばかりの環境に配慮した最新鋭の第2格納庫などを見学した。(アサヒ・コム編集部)

 「飛行機の組み立てから完成まで、何日かかるかな?」。講堂に集まった親子連れら約80人を前に、客室乗務員のお姉さんが三択のクイズ形式で飛行機の仕組みを説明していく。「正解は10日です」。「やったあ」。的中した子どもたちから歓声が上がった。

 成田、伊丹も合わせて計3カ所あるANAのメンテナンスセンターのうち、羽田は最大級。敷地面積は東京ドームの約3倍の4万1000平方メートル。第1、第2の2つの格納庫がある。

 今年3月に完成した第2格納庫で整備中の大型機のボーイング777は、離着陸時に使うランディングギアを交換している真っ最中。ランディングギアは500万キロを飛んだら交換することが義務づけられている。大きな窓が設けられた第2格納庫には、昼間は電灯をつけずに作業できる明るさを確保。暑さ対策のため熱を通さず光だけを通す特殊ガラスを窓に使用している。

 機体にも環境対策の仕掛けがあり、小型機の737は両翼の先端に「ウィングレット」と呼ばれる小さな翼がつけられ、空気抵抗を軽減することで燃費の向上を図った。ジャンボ機の場合、満タンにするとドラム缶1077本分の燃料が必要。タテに積み上げると実に東京タワーの3倍の高さが必要となるため、省エネ対策が重要だ。

 また、737では、鳥がぶつかってエンジンに支障をきたさないようにエンジンに「鳥除け」のマークを備えている。

 ANAの整備工場見学は、1993年にスタート。年末年始などを除いて平日行われており、ANAのウェブサイトから申し込みできる。ANAグループの旅行会社のパックツアーに組み込まれ、年間約6万人が訪れ、以来、昨年春に50万人を突破。今年8月末で累計57万人に達している。

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