プログラム・講演記録
敬称略。時間、登壇者、内容は変更になる場合があります
DAY1
9/24(月・振替休)イイノホール
ホール
12:10~12:30 | 来賓あいさつ概要を見る
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12:30~12:50 | 講演「持続可能な環境先進都市・東京の実現を目指して」概要を見る
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休憩 | |
13:30~15:00 | GLOBE企画「中東はどこに向かうのか――紛争、イスラム、国際秩序」概要を見る
中東が混迷を深めている。人々の期待を集めた「アラブの春」の民主化が頓挫し、テロや紛争、暴力も止まらない。アメリカの後退とロシアの介入、イランやサウジアラビアといった地域大国の対立、過激派の拡散など、情勢の流動化と枠組みの変化は、国際秩序にも影響しかねない。中東はどこに向かうのか。私たちはこの変化をどう受け止め、どう行動したらいいのか。イスラム研究で名高いネイサン・J・ブラウン氏と池内恵氏を迎え、朝日新聞GLOBEの現地取材報告も交えて、打開の糸口を探る。 パネリスト
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休憩 | |
15:30~17:00 | 対談「寛容な建築」概要を見る
建設中の新国立競技場の設計に携わった隈研吾氏は、周辺環境と調和し、さまざまな外力を受け入れる建築像として、「負ける建築」を唱えてきた。それは、環境や社会に対し柔軟で、他者を尊重する「寛容な建築」と言い換えられる。この思想は、いつ、どのようにして育まれたのか。そしてどのように実現され、未来に伝えられうるのか。過去の作品や、競技場をはじめとする現在進行中のプロジェクトを取り上げながら、語り合ってゆく。 ゲスト
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ルームA
13:10~14:30 | ハフポスト企画「アタラシイ時間~日本の内と外から見たものづくり~」概要を見る
バングラデシュ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インドといった途上国でバッグやアクセサリーなどのものづくりに取り組む、マザーハウスの山口絵理子氏。日本以外の色々な国や地域に身を置き、現地の人たちと一緒に過ごすことでどのような価値観が形づくられているのか。今までとは違う生き方、働き方、考え方を採り入れる人を応援するキャンペーン企画「アタラシイ時間」を展開するハフポスト日本版の竹下隆一郎編集長が、山口氏にものづくりや仕事をする上で大切にしていることは何かを尋ねながら、日本のものづくりの今後についても考えていく。 ゲスト
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休憩 | |
15:15~16:45 | パネル討論「5年後の世界のデジタルメディア」概要を見る
世界16カ国で展開する「ハフポスト」グループを率いるジャレッド・グルスドCEOが、世界のデジタルメディアの最新動向やトレンドを解説。今年7月、米経済メディアのQuartzを買収したNewsPicksの佐々木紀彦CCOから、買収の狙いや今後の戦略を聞く。また、FacebookやTwitterなどソーシャルメディア(SNS)に対して、コンテンツメーカーであるデジタルメディアがどのように影響力を発揮していけるのかを議論しながら、5年後のデジタルメディアのあり方を考える。 パネリスト
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ルームB
15:15~16:25 | 対談 「失敗を語ること概要を見る
」
硬直化した社会保障や教育制度の中、古い価値観と新しい生き方の間で摩擦が起きている。ささいな言動が炎上し、生きづらさを抱える若者が増えていく。シェアの精神が尊重される今、失敗を糾弾するのではなく、その経験を共有する姿勢が求められている。髭男爵の山田ルイ53世氏は引きこもりから極貧生活を経て芸人デビュー。人気の浮き沈みにほんろうされ、「一発屋」と呼ばれながら、自身の経験を伝える文筆という道を見つけた。セーフティーネットがあてにならない、自分の座標軸を自分で見つけなければいけない時代。失敗を語ることについて考える。 ゲスト
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DAY2
9/25(火)帝国ホテル 東京

総合司会:上宮 菜々子/テレビ朝日アナウンサー
12:00~12:10 | 主催者あいさつ概要を見る
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12:10~12:30 | 来賓あいさつ概要を見る
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12:30~14:00 | パネル討論「女性が拓く未来イノベーション~いま必要なリーダーシップとは? 」概要を見る
経済が停滞し、グローバル化と人口減に直面する日本。世界で生き抜くには、新しい価値を生み出すイノベーションが不可欠だ。そのために必要なダイバーシティーは本来、性別や国籍などを越え、様々な価値観を持つ人材の多様性を指すが、日本ではまだまだ「女性活躍」の文脈で語られがちだ。この現状を踏まえつつ、「ウーマノミクス」を提唱したキャシー・松井氏、グーグルのテクノロジーで柔軟な働き方を実践してきた岩村水樹氏、経団連初の女性役員となった吉田晴乃氏を招き、グローバルな視点を交えて、女性のリーダーシップを考える。 パネリスト
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休憩 | |
14:30~16:45 | パネル討論「台頭するポピュリズム、危機に瀕する民主主義」概要を見る
「アメリカファースト」のスローガンの下、疑問符のつく行動を重ねるトランプ米大統領。移民問題をはじめとして、混迷を深める欧州。欧米でポピュリズムが台頭し、共産党独裁のままの中国が世界で一層存在感を増す中、普遍的な価値と広く受け止められてきた民主主義そのものが危機に瀕しているという見方も出ている。フランスの右翼政党「国民戦線」(現「国民連合」)研究の第一人者パスカル・ペリノー氏、「ポピュリズムとは何か」の著者ヤン=ヴェルナー・ミュラー氏、「11の国のアメリカ史」の著者コリン・ウッダード氏に加え、国際情勢についての鋭い分析で知られる佐藤優氏という豪華パネリスト陣が、民主主義の課題と見通しについて議論を交わす。 パネリスト
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DAY3
9/26(水)帝国ホテル 東京
孔雀西の間
09:30~10:20 | 講演「琉球の植物多様性」概要を見る
講演者は小学校から大学までを過ごした沖縄で自然に魅了され、植物研究の道に進んだ。現在、琉球列島の植物、特に絶滅危惧種を対象とし、台湾、中国、フィリピンなどの関連地域を含めた分類、系統地理研究を行っている。これら研究成果と最新情報をもとに、琉球列島の植物に関する生物学的な特徴、高い種多様性をもたらした要因、独特な適応進化、絶滅危惧植物の現状と問題点などを講演する。
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10:20~10:35 | 特別講演「ICTで豊かな社会の実現を目指して」概要を見る
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10:35~11:45 | パネル討論「AI×IoT時代、『人と人の間』はどう変わる」
概要を見る
人と人の対話を通じて関係を結ぶコミュニケーションは、人間社会を成り立たせる一番重要な要素だ。人工知能(AI)、自然言語処理分野では、機械学習とビッグデータを活用した新しいコミュニケーションの研究が進む。さらにインターネットとモノをつなぐIoTデバイスの普及で、私たちの暮らしにも大きな変化の波が訪れている。AI×IoTの時代、「人と人の間」――社会や暮らし――はどう変わるのか。 パネリスト
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休憩 | |
12:15~13:25 | パネル討論「AI音声翻訳が開く未来~『言葉』と『心』の壁を越えて」
概要を見る
高齢化や労働力不足で、外国人の受け入れがさまざまな形で進む日本社会。私たち日本人も、これまで経験したことがない「言葉の壁」に直面することがあるが、人工知能(AI)を使った音声自動翻訳技術の向上で、この「壁」は低くなりつつある。技術の力で、文化的・社会的背景の違いからくる「心の壁」も乗り越えられるのか。AI自動翻訳研究の第一人者である隅田英一郎氏や、外国人の生活相談に長年携わってきた大森典子氏、日米の壁を越えてお笑いコンビを組むパックンマックンを迎え、話し合う。 パネリスト
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13:25~13:40 | 特別講演「多言語社会の到来で日本が変わる!」概要を見る
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13:40~14:50 | パネル討論「ポスト2020年に目指す持続可能な社会」
概要を見る
2020年の東京五輪・パラリンピックは「SDGs五輪」。持続可能な社会をレガシーにできるか、注目されている。2020年は通過点。その先に私たちが目指すのはどのような未来なのか。大会組織委員会の持続可能性に配慮した運営計画づくりに携わった小宮山宏氏、東日本大震災からの復興で宮城県南三陸町の持続可能な林業を地域ぐるみで進めてきた佐藤太一氏、11年前に水産物の国際認証MSC日本事務所が開設したときより代表を務めてきた石井幸造氏とともに、考える。 パネリスト
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14:50~15:05 | 特別講演「環境活動における民間セクターの役割」概要を見る
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休憩 | |
15:35~16:45 | パネル討論「風力発電は主役になれるか――IoTが鍵を握る」
概要を見る
風力発電は、クリーンであるのはもちろん、発電コストも低いと期待され、とくにヨーロッパで実績を積み上げてきた。一方わが国では、その潜在能力に比しての評価はけっして高くない。培ったベアリングやセンシングの技術をもとに、発電用風車を安定運用させるための状態監視システムを開発する江上正樹氏、『再生可能エネルギー政策の国際比較』『アメリカの電力革命』などの著作を通じて再生エネ先進国の取り組みを紹介してきた山家公雄氏、再生エネにも強い関心を持つ気象予報士の太田景子氏とともに、風力を「次世代の主要電源」に育てるための方途を探る。 パネリスト
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17:00~18:10 | パネル討論「水素が動かす復興と五輪」
概要を見る
次世代エネルギーとして期待される水素を、福島復興や東京五輪に生かす取り組みが進んでいる。自然エネルギーなどでつくったCO2フリーの水素をいかに安く、安定的に生み出し、日常生活にどう生かすのか―。トヨタ自動車で長年にわたり燃料電池開発に携わってきた小島康一氏や、福島で再生エネルギーの研究に取り組む中岩勝氏、エネルギー政策に詳しい松本真由美氏を迎え、水素に関する最先端の研究と、東京五輪のインフラを支える取り組みを紹介しながら、水素社会の可能性を話し合う。 パネリスト
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18:10~18:25 | 特別講演「真の豊かさを享受できる社会を目指して」概要を見る
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孔雀東の間
9:30~10:20 | 対談「ドーナツ経済学から見える世界」
概要を見る
世界経済は、社会的不平等の増大と環境破壊の悪化を避けなければ立ちゆかなくなる。このことをドーナツになぞらえて警鐘を鳴らしているのがラワース氏だ。ドーナツの外円は地球環境を破壊せずに発展する経済活動の上限、内円は貧困や格差を増大させるライン。二つの円に挟まれている領域こそが、公正で持続可能な経済活動なのだという。人類はどうすればこの二つの境界線の間、ドーナツの「身」の上で暮らすことができるのか。今年日本語訳が出版された著書「ドーナツ経済学が世界を救う」の内容を軸に、われわれは何をすべきか、何ができるかをラワース氏が語る。 ゲスト
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10:35~11:45 | パネル討論「本格化する日本のESG投資とSDGs経営」
概要を見る
長期投資をする際に、環境や社会問題、企業統治への取り組みを判断材料にするESG投資が、日本でも急速に拡大している。安定的なリターンを得るためには、ESGを無視していては立ちゆかない。このことが、欧米に遅れを取ってきた日本でもようやく浸透してきたようだ。経営戦略としてSDGsに取り組む会社も規模の大小を問わず増えている。世界や日本国内のお金のまわり方は、これからどうなっていくのか。気候変動、資源循環、ジェンダー、働き方などの問題に、金融機関や企業はどう取り組んでいくべきなのか。国内外の抱える課題と今後の展望を議論していく。 パネリスト
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休憩 | |
12:15~13:25 | パネル討論「がん患者と装い~アピアランス(外見)ケアの効果とは」
概要を見る
2人に1人が「がん」になる今、治療しながら働いたり家事をしたりする人たちが増えている。病気になってからも続く「日常」の意義を実感した人々が「よりよく生きたい」と様々な活動を始めており、その一つに「アピアランス(外見)ケア」がある。メイクやファッションなど、もともと培ったスキルに自身の患者経験から学んだ視点を加えて、仲間を励まし情報発信する乳がんサバイバー2人に、「装い」の効果と重要性について解説してもらう。 パネリスト
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13:25~13:40 | 特別講演「身近な取り組みが『笑顔』とともにグローバルな広がりへ」概要を見る
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13:40~14:50 | パネル討論「AI・IoTが変える介護の未来 」
概要を見る
私たちは世界に類を見ない超高齢化社会に向き合っている。少子化も進み、家族や地域が高齢者をどう支えていくのかは、私たちが抱える身近で、重いテーマでもある。財政、人的パワーにも限りがある。例えば、産業界が取り組むAI、IoTは、この課題に、どのような答えを導き出してくれるのだろう。山岡勝氏はビジネスマンとして、その課題に向き合っている。森剛士氏は全国に展開するデイサービスセンターで、高齢者の自立支援を目指している。石山麗子氏は高齢者に寄り添いながら、あるべき介護プランを考える専門家だ。持続可能な介護とは、どのような仕組みなのかを考える。 パネリスト
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休憩 | |
15:20~16:30 | パネル討論「次世代につなぐ生物多様性――鳥を守る」
概要を見る
里山保護のシンボル的な存在だったオオタカが、個体数の回復を理由に、種の保存法に基づく希少種指定を解除された。一度は国内で絶滅したトキやコウノトリは、人工繁殖を経て野生復帰が進む。一方で里地や里山に人手が入らなくなったことで生態系が崩れ、人知れず動植物が減っていく状況は、開発圧による生物多様性の「第一の危機」に続く、「第二の危機」といわれる。鳥をはじめ、身近にあったはずの生態系の価値をどうとらえ、次の世代に伝えていけばいいのか。日本野鳥の会理事長を務める遠藤孝一氏、山梨県にある「薮内正幸美術館」館長の藪内竜太氏、保全生態学が専門の中央大学教授の鷲谷いづみ氏とともに考える。 パネリスト
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16:30~16:45 | 特別講演「『水と生きるサントリー』の愛鳥活動」概要を見る
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16:45~17:55 | パネル討論「SDGsで街の未来をつくる」
概要を見る
地域で顕在化する課題を解決しながら、将来にわたって住民の満足度を高めていくためにはどうしたらいいのだろうか。その突破口としてSDGs(国連が掲げる2030年までの持続可能な開発目標)に着目したまちづくりが始まろうとしている。内閣府のSDGs未来都市にも選定されている3市のトップとともに、課題解決に向けた新しいアプローチを、こどもの未来、多文化共生、住民自治といったキーワードを共有しつつ考えていく。 パネリスト
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