特別講演「人類の寿命-パンドラの箱は開かれた?-」|2019講演記録|朝日地球会議2019|朝日新聞

特別講演
「人類の寿命-パンドラの箱は開かれた?-」
伊藤忠テクノソリューションズ 代表取締役社長 菊地 哲

菊地 哲さん

人類の寿命について、エネルギーの観点からお話しします。私が持続可能性について最初に強く意識したのは1976年、働いていた商社の研修で石油の可採年数は35年と書かれた本を読んだ時です。人類は大丈夫かと考えました。

その後、採掘技術などが発展して年数は延びましたが、200~300年の間には使い果たしてしまうでしょう。人類は産業革命から石炭や石油を大量に消費し始め、そして原子力というパンドラの箱も開けてしまった。それでも、今から昔の生活に戻ることは簡単ではありません。

ITを駆使して、この問題を解決していけないか。我が社は風力や太陽光発電の30分後の発電量を予測して電力会社に供給しています。不安定だと言われる再生可能エネルギーも、供給量を正確に予測できれば導入が進むでしょう。

空には太陽、地下には地熱発電に使えるマグマがあります。莫大(ばくだい)で環境に優しいエネルギーを活用できれば、将来は非常に明るいと思っています。

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