対談
「子どもたちの未来を考える」
ゲスト メディアアーティスト、筑波大学学長補佐・助教 落合 陽一
聞き手 withnews編集長 奥山 晶二郎

ピーターパンの心が必要

落合陽一さん

落合 陽一 さん

「現代の魔法使い」の異名を持つメディアアーティストの落合陽一氏は、ものを非接触で動かしたり、空中に立体像を描いて形を変えたりする研究で知られる。冒頭、脱近代化社会を生きていくこれからの子どもたちに必要なのは「ピーターパン的な能力だ」と問題提起した。

画一的な近代社会では、ピーターパンの持つ「子どもの心」は自己中心的で悪とされる。落合氏は従来の教育を「人間を機械にはめるようなもの」と批判。「コンピューターを活用し、一人ひとりに適切な教育の場を与える」ことで多様性を生み出すことが大切になると訴えた。

ネットは育児や教育の現場でどう生かせるのか。奥山晶二郎・withnews編集長から問われると、落合氏は、自分の子が生まれたばかりの時にスマートフォンを与えたエピソードを披露。育児の効率化にスマホは「便利な機械」と語った。

教育でも「現場の効率化が必要で、オンラインによって解決できる」。すべてがネットにつながれば、「コミュニティーが人と人の助け合いで成り立っていることがわかる」とし、人間、自然、コンピューターがつながる未来の社会は「プライベートという概念はなくなる」とした。

また、AI(人工知能)の発達で迎えるとされるホワイトカラー受難の時代に、「頭の切り替えの速さが重要になる」と強調。「自分の人生を考え、今はこの脳みそ、次はこの脳みそと、切り替えながら生きていく」ことを説いた。

会場の高校生から「グローバル化を生き抜くために必要なものは」との質問が出ると、「自分の考え方を聞かれたら、すぐに英語で説明できること」と答え、「日ごろから訓練しておいた方がいい」と語った。

全体会場

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