特別講演
「文化財VRとデジタルアーカイブの現状とこれから」 凸版印刷 文化事業推進本部 本部長 矢野 達也

矢野 達也 さん

矢野 達也 さん

文化財をVRで再現する、それが「文化財VR」です。凸版印刷では、世の中でVRという言葉が一般的でなかった約20年前から開発を進めてきました。

文化財VRにはさまざまな特徴があります。一つは、好きな時に好きな場所で、鑑賞できること。例えば東京国立博物館にある国宝の「洛中洛外図屏風(舟木本)」。劣化を防ぐため、展示期間は6週間以内に定められ、一度展示すると、1年半間隔をあける必要があります。でもVRなら、展示期間以外でも、自由に見ることができます。

焼失した寛永の江戸城を、VR上で今の東京の街並みに再現することにも成功しました。拡大縮小したり様々な角度から見たりして楽しむことができます。

文化財は、災害や気象などで劣化が著しく進みます。どのようにして次代に受け継ぐかが大きな社会課題となっています。私たちはVR技術を使って文化財を保存し、資源化して活用したい。課題を解決しながら、より身近に文化体験ができる、持続可能な未来を作りたいと思っています。

講演動画

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