特別講演
「AI技術が生みだす未来社会」 日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所 上田特別研究室長(NTTフェロー)
機械学習・データ科学センタ代表
 上田 修功

上田 修功 さん

上田 修功 さん

AIに関して、機械学習技術という言葉があります。ビッグデータの背後から、ルールや知識を抽出する技術です。

我々は2020年の東京五輪に向けて、AIを使って、大勢の人を混雑させずに誘導するためのシミュレーターをつくっています。周辺の四つの駅から8万人が国立競技場に向かう場合、誘導がうまくいくと約2時間で全員到着できます。誘導がないと、さらに1時間以上かかります。

まずセンサーなどで人の流れを観測し、どこが混むかを突き止める。それを混まないようにする誘導には、相当な数の組み合わせがありますが、機械学習技術を駆使して、最適なものを効率よく探し、「このゲートを閉じて、ここから入れなさい」といった指示を出せるようになります。

宇宙分野でもAIは貢献しています。すばる望遠鏡で一晩に何千個と観測される星から本物の超新星を分類する技術を、機械学習を使ってつくりました。宇宙の膨張を探る上で重要な役割を果たしているのです。

講演動画

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