現在位置:
  1. asahi.com
  2. 環境
  3. エコカーライフ
  4. 記事

エコカーライフ

アイドリング停止機能つき「スマート・フォーツーmhd」

2008年12月2日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

新しくなったスマート新しくなったスマート

 メルセデス・ベンツ日本は2日、全長2.7メートルの2人乗り超小型車「スマート・フォーツー」に、停止すると自動的にエンジンが切れる機能を搭載した「スマート・フォーツーmhd」を発表した。アイドリング停止機能は路線バスなどに広がっているが、輸入車で標準装備するのは初めて。トヨタ「iQ」の参入でにわかに注目を集める超小型車市場に、発売10周年を迎えるスマートはどう受け入れられるのか。試乗して新機能を試してみた。(アサヒ・コム編集部 藤坂樹理)

 →【写真で見る新スマート】はこちら

 ブレーキペダルから足を離すと、ほぼ瞬時にエンジンがかかった。再始動にかかる時間は「0.35秒」というが、ほとんど意識する必要を感じない。アクセルペダルに足を乗せかえた時には、とっくにエンジンがかかっているからだ。ひんぱんなエンジン停止・始動に耐える高性能バッテリーと、それらをきめ細かく管理する電子制御システムの開発が新機能を支えているという。

 一方、ブレーキを踏んで速度が時速8キロ以下になるとエンジンは停止する。もっとも、右折待ちの時に交差点の真ん中でエンジンが止まったのには、少し怖い感じを覚えた。すぐに再始動するので支障はないのだが、クルマの動作には慣れも必要なようだ。エンジンが止まるとエアコンも自動的に切れる(送風のみになる)のも、夏場はつらいだろう。その場合は、エンジン停止機能をオフにしてノーマルモードにすればよい。そのほか、車庫入れを想定して、一度リバース(逆進)に入れるとしばらくの間はエンジンが停止しなくなる機能もついている。

 ミッションは、オートマチックとノークラッチの5速マニュアルをボタンで切り替えられる。ATモードでもクリーピング(ブレーキを離すと前進するAT車特有の現象)はせず、再始動してもアクセルを踏まなければ発進しない。

 走りは超小型ボディからは想像しがたい重厚さがあり、さすがに国産の軽自動車とは別格の観がある。ただ、ブレーキやハンドルは、女性にはやや重いと感じるユーザーもいるかも知れない。インパネ回りやインテリアにも品があり、国産コンパクトカーとは比較にならない質感の高さを感じさせる。

 燃費は旧モデルから24%向上して、1リットルあたり23キロ(10・15モード)で、トヨタ「iQ」とほぼ同じだ。

 エンジンをひんぱんに切るとかえって燃費が悪くなるのでは――という素朴な疑問があるが、どうなのか。「確かにエンジン始動時には燃料を多く使うが、その量は5秒間のエンジン停止に相当する。それ以上停止するなら、エンジンを切った方が燃料節約になる」(新道学・商品企画2課長)という。

 スマート・フォーツーmhdの価格はクーペが184万円、カブリオ(オープンカー)が213万円(いずれも消費税込み・諸費用別)で、旧モデルよりそれぞれ8万円高い。ただし「アイドリングストップ自動車購入補助金制度」の対象になるため、3万5000円の補助が受けられるという。mhd発売により旧モデルは販売終了となるため、事実上のモデルチェンジになる。

 【主なスペック】全長×全幅×全高:2,720×1,560×1,540mm、重量:830kg(カブリオは850kg)、定員:2名、エンジン:直列3気筒DOHC・999cc、最高出力:52kW(71PS)、最大トルク:92Nm(9.4kgm)、駆動方式:後部エンジン後輪駆動(RR)、ミッション:5速AT/MT切替

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内