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新型プリウス発売 インサイトに対抗、205万円から

2009年5月18日

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写真新型プリウス

写真新型プリウスを発表する豊田章男・トヨタ副社長

写真内装

写真発表会場の外を走行する新型プリウス。いずれも安冨良弘撮影

 トヨタ自動車は18日、ハイブリッド車「プリウス」をフルモデルチェンジし、全国で発売を開始した。先代よりエンジン、モーターともパワーアップし、車体も一回り大きくなる一方、燃費はリッター38キロとさらに改善された。価格は205万円からに抑えられ、2月に発売され大ヒットを記録しているホンダ「インサイト」を強く意識した設定になった。(アサヒ・コム編集部 藤坂樹理)

 ※写真で見る新型プリウス

 プリウスは97年に世界初の量産ハイブリッド車として登場。これまでに40カ国・地域で125万台を販売した。3代目となる新モデルは、排気量を1.5リットルから1.8リットルに拡大。エンジン出力は76psから99psに、モーター出力も68psから82psにそれぞれアップし、動力性能が大きく向上した。発進後、ある程度加速するとエンジンが始動するが、音や振動は旧モデルよりずっと小さくなり、注意していないと気がつかないほどだ。

 サイズも幅が20ミリ広く、全長が15ミリ長くなるなど、全体に車格がワンランク上がった印象だ。旧モデルは後部座席の天井がやや窮屈だったが、新モデルは屋根の最も高い部分を後ろにずらし、同じ車高(1490ミリ)ながら居住性が改善された。後方視界もよくなった。

 走行モードは標準のほか、エアコンの効きなどを抑えて燃費をよくする「エコモード」、2.4リットル車並みの動力性能を持つ「パワーモード」、モーターだけで走る「EVモード」がある。ただしEVモードでの航続距離は2キロ程度だ。

 注目の価格は、基本グレードの「L」が205万円、上級グレードの「S」が220万円、最上級の「G」が245万円。ホンダ・インサイトは189万円(G)、205万円(L)、221万円(LS)というラインアップだから、グレード名も同じ「L」が同価格に並んだ。両車とも4月からのエコカー税制で、自動車取得税・重量税とも100%減免される。

 プリウスLの燃費はリッター38キロ、SやGでも35.5キロで、先代プリウス(33〜35.5キロ)より向上した。開発責任者の大塚明彦チーフエンジニアは「ずばり燃費向上のために排気量をアップした。これまで高速走行時にハイブリッドのメリットが出にくかったが、この点がかなり改善された」と話す。一方、インサイトの燃費はリッター28〜30キロで、先代プリウスより低いが、これはハイブリッド方式の違いというしかないようだ。

 新型プリウスの販売目標は月間1万台で、すでに8万台の予約が入っているという。トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店の全トヨタ系列4900店で販売される。

 また、旧モデルを「プリウスEX」とし、189万円に値下げして6月8日から発売する。189万円はインサイトGと同価格。

 新旧モデルの併売も、全系列店での販売も、トヨタとしては異例。豊田章男副社長(次期社長)は「幅広い顧客層のニーズに答えられる。全国にサービス網があることで、安心してお求めいただける」と話した。

 ホンダ・インサイトは、全幅1695ミリの5ナンバーサイズ。新型プリウスは「明らかに1クラス上の車格なのに、燃費は良くて、値段は変わらない」とアピールするのがトヨタの戦略なのだろう。人気車フィットなどのハイブリッド化をひかえるホンダが、次の一手をどう打つか。他のメーカーの戦略は。優遇税制の拡大で、ますますハイブリッドカー戦線から目を離せなくなった。

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