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2012年3月16日11時41分
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太地に「くじら牧場」構想 湾仕切って放し飼い 和歌山

写真:「くじら牧場」が構想されている森浦湾=和歌山県太地町拡大「くじら牧場」が構想されている森浦湾=和歌山県太地町

図:和歌山県太地町の森浦湾のいけす予定地拡大和歌山県太地町の森浦湾のいけす予定地

 捕鯨の町として知られる和歌山県太地町が、町内の森浦湾の一部を網で仕切ってクジラやイルカを放し飼いにする「くじら牧場」を構想している。観光客の誘致と生態研究が主な目的。予定地の海で真珠養殖などをしている業者との権利関係の交渉や、運営にかかる財源確保などの問題はあるが、町は3〜5年後をめどに課題を解決したいとしている。

 構想では、森浦湾南部の入り江の入り口を長さ約430メートルにわたる網で仕切って巨大ないけすを造る。面積は約28ヘクタール、阪神甲子園球場のおよそ7倍の規模になる。町によると、世界的にも例のない試みだという。

 ここにハナゴンドウ、コビレゴンドウ、オキゴンドウ、バンドウイルカなどの小型鯨類を放し飼いにする。観光客らがカヤックでクジラと遊んだり、海水浴場で一緒に泳いだりできるようにする。

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