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【竹山栄太郎】この春で141年の歴史に幕を閉じる高知市立追手前小学校(高知市追手筋2丁目)で23日、閉校式があった。卒業生も1千人以上が訪れ、会場の体育館に入れなかったひとも含め全員で「高いお城の天守閣 仰ぐひとみもはればれと」と校歌をうたって別れを惜しんだ。
追手前小は明治5(1872)年、高知街連合公立小として創立。第三尋常小などに名前を変えながら、1万2720人の卒業生を送り出した。同じく今月閉校する市立新堀小(高知市はりまや町2丁目)と統合し、4月からは新堀小の敷地で「はりまや橋小」になる。追手前小の跡地には、県と市が新図書館を建てることが決まっている。
式では、閉校記念事業の実行委員長を務めた古谷俊夫・高知サンライズホテル会長が「昭和8年に入学し、戦争が近づく雰囲気のなか楽しい思い出をいっぱいつくった。子どもも孫も3代でお世話になった。第三小、追手前小の名前は永遠に残る」とあいさつ。