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高さ10メートルから落としても中の卵が割れない容器を作り、そのデザインなども競う「エッグドロップ甲子園」が、千葉県柏市の東大柏キャンパスで開かれた。
参加したのは、県内のほか、関東各地から参加した高校生33組、99人。画用紙や方眼紙、薄いグラシン紙の3種類の紙を使い、90分内に容器を作るというもの。デザインや製作時間、使った紙の量なども、評価ポイントになる。
高校生たちは、柏キャンパスの建物の渡り廊下から観客の「エーグッ」のかけ声とともに、容器を落とし、強度を競った。卵が無事だったのは12組。このうち、シンプルな円錐形(えんすいけい)の容器を作った栄光学園(神奈川県)が、優勝した。
同甲子園は、ものづくりの力を養ってもらおうと、NPOものづくりキッズ基金が3年前から京都で開催、柏での開催は10月27日の今回が初めてとなった。参加した東葛飾高校1年の前川慶明さん(15)は「今回は割れてしまったが、来年も参加し、割れない容器を作りたい」と話していた。