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2013年度大学入試センター試験
試験日:2013年1月19日・20日

特集

推薦・AO入学者の2割「受験対策せず」

 【編集委員・氏岡真弓】推薦・AOで大学に入学した人の約半数が高校3年時、1日1時間未満しか学習せず、2割が受験対策をしなかった。ベネッセ教育研究開発センターの大学生調査で、そんな結果が出た。「若者を育てる入試にするために、高校3年間の努力がわかるよう調査書(内申書)を改善し、入試の選考プロセスを丁寧にする工夫が必要だ」とセンターは見る。

 この8月、全国の大学1〜4年生4101人に、インターネットで調査した。大学入試のあり方の議論が中央教育審議会で始まるなか、当の生徒が受験にどう向き合っているか、大学生に振り返ってもらった。一般入試で入った学生は回答者の7割、推薦・AO入試は3割だった。推薦・AOの割合は、偏差値60以上で18%なのが、49以下で44%と、偏差値が下がるにつれて高くなっている。

 高3の時、学校外で1日どのくらい学習したかを質問したところ、「1時間未満」は4月、9月、12月の時点の順に、一般が40%、16%、9%。一方、推薦・AOは56%、45%、62%で、大きな開きがあった。「受験対策をしなかった」のは一般が7%、推薦・AOは20%だった。受験へ向け「あきらめずに努力し続けた」のは一般が49%に対し、推薦・AOは38%だった。

 だが、推薦・AOで「努力し続けた」人に大学生活を尋ねると、「勉強が楽しい」が76%(一般71%)、「授業がきっかけでもっと詳しく知りたいと感じたり、新たな興味・関心がわいたりする」が83%(一般78%)、「教えを受けたい教授・講師がいる」が68%(一般65%)といずれも一般を上回り、満足度が高い結果が出た。

 センター主任研究員の樋口健さんは「推薦・AO入試では、努力し続ける仕組みとして学力試験を加えるほか、大学の授業を先行して受けさせリポートを課す、自主研究を求めるなど、若者を育てる視点からの改善が必要ではないか」と話す。

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