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2013年度大学入試センター試験
試験日:2013年1月19日・20日

東進提供記事

【分析速報】地学Ⅰ

写真:地学1問題:断層のある地質図拡大断層のある地質図

 出題分野、大問数、設問数、マーク数に変化なく、計算問題はアイソスタシーと恒星の等級と光度の関係の2問で、どれも基本的問題。選択肢の多い設問が従来になく増加した。

問題と解答はこちら

【大問数】変化なし
【設問数】変化なし
【マーク数】変化なし
【難易度】昨年並み

【全体概観】

 出題分野、大問数、設問数に変化はなかった。選択肢が多い設問、正誤の組合せを問う設問が多くなった。第1問〜第5問すべてA、Bの2題で構成されている。実習、探究活動を含めて教科書を丹念に学習し、過去問をよく見ておけば高得点が期待できる出題である。第1問のAは地球の構成に関する総合的知識が求められ、正確な知識がないと混乱する可能性がある。Bのアイソスタシーは基本問題。第2問はすべて基本問題であるが、問4の造山帯の名称は初出であり、混乱してしまうかもしれない。第3問の地質図は基本的で容易。問3は断層がC層で切られていることに気付くかどうか。第4問も基本的問題である。第5問AはHR図と恒星の進化に関する基本問題で容易。基本的事項の知識問題が大半であるが、単なる暗記でなく、総合的理解が必要である。問6は難問。全体として昨年並みと考えられる。

【第1問】地球の鉛直構造、アイソスタシー
 問1は音速を覚えているかどうか、大気圏の気温分布を理解していたかどうかがポイントになる。問2は海洋の深さ、陸地の高さについて知っているかどうか。問3は地球内部の構造についての知識が正確であるかどうか。問4は容易。問5はプレートテクトニクス、問6はアイソスタシーの基本問題。普段からしっかり学習していれば容易に解ける。

【第2問】火成岩・変成岩、火山
 問1は花こう岩BがAより古いことが判断できるかどうか。問2・3・5・6は基本問題。問4は造山帯の名称に関係なく、文章を判断すればよい。

【第3問】地質図、地球の歴史
 問1は走向・傾斜を読み取る基本問題。問2は断層の760mの走向線が地点Xの直下であることが分かればよく、選択肢の柱状図の情報を図1に書き込んで判断する。問3は断層がC層で切られていることに気付いたかどうか。問4は断面図を書けばよい。問5は石炭紀についての知識が必要。問6はクックソニアを知っているかどうか。

【第4問】低気圧、海洋
 問1は偏西風の波動と温帯低気圧、熱帯低気圧のエネルギー源についての知識問題。問2は温帯低気圧の構造の知識問題。問3は台風の構造、問4は気圧について理解しているかどうか。問5・6は教科書の知識があれば解ける基本問題。

【第5問】太陽系、恒星のスペクトル
 問1は恒星の進化の基本をHR図と結びつけているかどうか。問2はHR図の基本問題。問3は5等差が光度100倍であることを覚えていれば容易に解ける。問4は銀河の後退速度、問5は銀河系の構造を理解しているかどうかが問われ、単なる暗記では苦戦する。問6はタイムスケールに関する目新しい出題で、難問であった。

■新高3生へ学習のアドバイス

 ◆センター試験地学Ⅰの特徴

 センター試験の出題範囲は教科書に限られています。ですから、センター試験で高得点を得るためには、「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが大切です。このとき、「地学は暗記科目」という考えをなくして下さい。暗記だけでは高得点は期待できません。

 地学Ⅰの学習は教科書の通読から始めましょう。すでに地学Ⅰの授業を受けている場合も、あらためて教科書を通読しましょう。はじめは、理解しようとか暗記しようとか考えずに、地学の内容を概観することが大事です。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象、天文と範囲が多岐にわたっています。センター試験では第1問が地球物理とプレートテクトニクス、第2問が岩石・鉱物、第3問が地質・地史、第4問が気象、第5問が天文となっています。これらについてどんなことを学ぶのか、どのような図表やグラフがあるのか、大体のイメージを最初につかんでおくことがその後の学習に役立ちます。

 ◆これからの学習について

 教科書を通読したら、今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいきます。このときに大事なことは地学Ⅰの各分野それぞれの論理の展開を把握することです。そのために、図、表、グラフを正確に読む力をつけていきましょう。教科書の図やグラフはセンター試験に繰り返し出題されています。図やグラフを正確に読むためにはそれを自分でノートに書いてみることが大切です。書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。

 また、教科書では、たとえば地震については地球物理分野とプレートテクトニクス分野、さらに地質分野にとまたがって扱われています。同様に、火山は岩石・鉱物分野とプレートテクトニクス分野にまたがっています。これを総合的に把握することが大事です。

 教科書に取り上げられている実験・実習、観察、探究活動はセンター試験の頻出テーマですから、何回も見直して理解を確実にしてください。

 ◆模試を活用しよう

 模試にはできるだけ多くチャレンジしてください。2カ月ごとに実施される東進のセンター試験本番レベル模試は年5回で地学Ⅰの出題範囲をすべてカバーしていますから、学習の進み方と学習の不足点を判定できます。2月からぜひチャレンジしてみてください。

 センター試験の過去問については、2006年度以降の地学Ⅰをよく研究しましょう。2005年度以前は地学ⅠBという科目でしたので、地学Ⅰでは出題されないものが含まれていますから注意が必要です。模試も過去問演習も常に教科書に戻って内容を確認するようにしましょう。志望校合格に向けてスタートは早く、あきらめずに学習を継続していきましょう。

■新高2生への学習アドバイス

 皆さんは、センター試験でこの地学Ⅰを受験する訳ではありませんが、「地学基礎」や「地学」を受験する際の参考になると思いますので、よく読んでください。

 ◆センター試験の特徴

 センター試験の出題範囲は教科書の範囲に限られています。ですから、教科書を徹底的に理解することがセンター試験で高得点を取る鍵になります。「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れで徹底的に学習してください。そのために、まず、教科書を通読することから始めましょう。その際、教科書の発展項目もすべて読んでください。また、これから学習する人は教科書を手に入れて全体を通読してください。通読して地学の全体像を把握することが大事です。

 地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地層と地球の歴史、気象・海洋、天文と分野が多岐にわたっていて、それぞれの分野ごとに探究する方法や考え方、論理の展開があります。これが地学が理科の他の科目と異なる大きな特徴です。それぞれの分野でどのような観察や観測が行われるか、観察や観測からどのようなことが導かれるか、その概略をはじめに把握するようにしましょう。

 ◆これからの学習について

 地学は暗記科目だと言われることがありますが、それは誤りです。センター試験で問われるのは論理的な思考力・判断力です。たとえば、誤っている文を選ぶ設問がありますが、このような設問には暗記だけ、知識だけでは対応できません。論理的な思考力と総合的な判断力が問われるのです。単純な暗記で答えられる問題はせいぜい2割程度でしょう。センター試験で高得点を得るためには暗記に頼らない学習を心がけて下さい。

 教科書を通読したら、学校の授業で学習しながら、あるいは、自分で学習(教科書をできるかぎり丹念に読んでいくことが基本です)しながらセンター試験に対応した模試にチャレンジしてみましょう。模試を受けていくことは教科書の理解をより深めることになります。模試を受けたら教科書に戻ってその内容を確認していきましょう。

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