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子どもがのびのび育つ理由(わけ)(3)

2008年4月24日

  • 筆者 兵藤ゆき

 そもそも、「福岡県青少年アンビシャス運動」(前回参照)とは、なんぞや、ということですが、3月2日(日)に福岡市のアクロス福岡イベントホールで開かれた「青少年アンビシャス運動シンポジウム」のパンフレットの冒頭にはこんなことが書いてありました。

 青少年アンビシャス運動とは……

 「豊かな心、幅広い視野、それぞれの志を持つたくましい青少年の育成」を目指す県民運動です。子どもが本来持っている個性や能力を育て、のびのびと育っていける社会を県民で作っていこうと、県内各地で1200を超える運動参加団体がさまざまな活動を続けています。

 というわけで、この日、この活動の中から特に優れた活動を行った10団体がここで表彰されました。

 「おはなし会」…世界各地に伝わる昔話を題材として、子どもの想像力や自由な発想力を培う「語り」を中心とした活動。

 「嘉麻市宮野小学校」…地元の遠賀川を題材にして自然活動を行い、自然の大切さや地域の良さを学ぶ。老人会や得意分野を持つ人をゲストティーチャーとして招く。

 「北九州市立広徳小学校」…年間を通じ、学校内や隣接する農園などで農家の人から指導を受けながら野菜作りをしている。

 「九州産業大学」…大学内の美術館を軸とし、銅版画、オリジナル本作りなど多彩なプログラムを実施。子ども2、3人に対して1名の学生ボランティアが付き添う。

 「上妻少年野球クラブ」…八女市上妻小学校のグラウンドを本拠地とする野球クラブ。スポーツの分野だけでなく和紙を使ったあかり絵作りや相撲大会なども開催。

 「なんちゅうカレッジ」…地域の人たちが講師となって野鳥観察、ギター教室など20講座を開設。中学生と地域の人たちがともに参加することで交流をはかっている。

 「枝光南アンビシャス広場委員会」…歩道に植えたレモンなどの果樹の世話、卓球教室、平成の寺子屋など多彩なサークル活動を展開。

 「片縄小学校アンビシャス広場づくり委員会」…学校の全面的な協力のもと、多目的ホールで週3日、バトン、テニス、茶道、切り絵などのプログラムを開催。

 「上長田ぎんなんアンビシャス広場づくり委員会」…上長田ぎんなん館や閉園した幼稚園舎などを子どもが遊びに利用でき、地元の協力で田植えなども体験。

 と、かなり活動をはしょって紹介しましたが、みなさん、子どものためにいろいろな活動をされていました。そんな地域の子どもたちのことを真剣に考えて活動しているみなさんの前で、私、丁度まとめていた、「子どもがのびのび育つ理由(わけ)」の本の内容で講演をしたわけです。

 すると……、

 みなさん、そりゃもう、うんうん、とうなずいて下さって、わたしゃ、どんなにうれしかったか。手前味噌な話ですみませんが、共感してくださっているのがビシビシ伝わってきて、ほんとうにうれしかったのです。

 一番前で聞いてくださっていた福岡教育大学名誉教授の横山正幸さんなんて、優しい笑顔で何度もうんうん、とうなずいて下さって…

 これで迷いも飛びましたね。

 てなわけで、その後最終原稿をマガジンハウスに送り、4月12日、めでたく出版できたというわけです。

(次回に続く)

    ◇

〈編集部から〉兵藤ゆきさんの最新刊『子どもがのびのび育つ理由(わけ)』(発行=マガジンハウス)が好評発売中です。当コラムの書名部分をクリックしてもお求めいただけることが出来ます。

兵藤ゆき プロフィール

兵藤ゆき

兵藤ゆき(ひょうどう・ゆき)

名古屋市出身。血液型O型。東京・名古屋・大阪で深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに個性的なキャラクターでテレビ番組に登場し、その後エッセー、脚本、作詞、歌手、小説等ジャンルを超えて幅広く活躍。1996年に長男誕生後、ニューヨークにで11年余り生活。2007年に日本に帰国。

主な著書に、「子どもがのびのび育つ理由」(2008年4月 マガジンハウス)(対談集)「頑張りのつぼ」(05年7月 角川書店)…ニューヨークで活躍する日本人8人の方との書き下ろし対談集(宮本亜門・千住博・宮本やこ・野村尚宏・平久保仲人・河崎克彦・高橋克明・小池良介)、(翻訳本)「こどもを守る101の方法」(06年7月 ビジネス社)などがある。

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