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2012年3月30日10時35分
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被災地のいま伝えるフリーペーパー 京大、同大生ら発刊へ

写真:フリーペーパーの編集会議をする大学生たち=京都市右京区拡大フリーペーパーの編集会議をする大学生たち=京都市右京区

 東日本大震災の被災地のいまを伝えるフリーペーパー(無料情報誌)の製作に、関西の大学生らが取り組んでいる。現地へ駆け付けて気づいた「まだ必要な支援」を知らせ、特に同世代の関心を高めたいと考えて今夏の発行をめざす。

 タイトルは「東北ブリッジ」。東北と関西をつなぐ懸け橋になりたい、との願いを込めた。京都大や同志社大、関西学院大の学生やOBら約10人が昨年末から、被災地でのインタビューや紙面の編集を分担して進めてきた。月1回ほど京都市内に集まり、編集会議を開いている。

 こだわりは、被災者の中でも少数派の人に目を向けること。京都大4年の原田大輔さん(23)は宮城県をボランティアで訪れ、津波の被害を受けた自宅を修理して生活しながら孤立している人に毛布などの支援物資を配って回った。「自宅避難者は仮設住宅で暮らす人ほど注目されず、支援も行き届いていない」

 同世代の学生に読んでもらうには、親しみやすい紙面づくりがカギを握る。「カキ食いに みちのくの地 見に行く気か」。被災地・仙台は、幕末に活躍した回文師・仙代庵(せんだいあん)ゆかりの地といわれ、学生らは三陸名産のカキを題材にそんな回文も作ってみた。傑作を集めたコーナーをつくってみようかと考えている。

 創刊号はB5判で12〜16ページ程度になる予定。3千部を発行し、大学の学生食堂などに置くつもりだ。広告は載せず、被災地を支援するキリスト教系団体から資金援助を受ける。半年に1回程度のペースで発行していきたいという。

 メンバー代表で京都大3年の中島敬之さん(22)は「同世代の人たちに手にとって読んでもらい、被災地に関心を寄せてほしい。震災から1年がたっても、関西からできることはまだまだあると思う」と話している。

 参加メンバーや活動費の寄付を募っている。問い合わせはメール(tohokubridge@gmail.com)で。(竹山栄太郎)

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