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2012年3月29日14時59分
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秋田大、2教授処分へ 旅費二重取り・民間病院から現金

 秋田大医学部幹部の教授が、出張旅費を学内と学会から二重取りした疑いがある問題で、大学は28日、この教授を「懲戒処分相当」と判断した。異議申し立てがなければ、来月にも処分を正式決定する。また民間病院長から現金100万円を受け取っていた別の男性教授について同日付で停職1カ月の懲戒処分とした。

 この日、吉村昇学長ら大学幹部でつくる臨時の教育研究評議会が開かれ、この場で、教授の出張旅費の詳細を調べていた調査委員会の結果が報告された。

 熊田亮介副学長や大学側の説明によると、教授は県外での学会への出張旅費を学内と主催者から二重で受け取っていた。さらに複数の民間病院で同時刻に働いていたとされる勤務表を大学に提出したことについて、評議会は「提出記録の一部は不適当」とした。不適当な書類をもとに報酬を請求し、教授に支払われた経費は教職員の就業規則や倫理規定に違反する部分があったと指摘。そのうえで評議会として「懲戒処分相当」と認定した。

 この教授は、こうした問題について、「すべて適正に処理しており、疑念を持たれることはない」などと主張している。

 大学によると、評議会の決定に教授側に不服がある場合、教授が考えを説明する機会が与えられる。来月10日が申し立ての期限で、主張の内容によっては、細部をさらに調べる可能性もあるという。

 調査委は昨年12月以降、教授や関係者からの聞き取りを進めてきた。しかし、時間や資料の制約で、すべての問題を調べることができなかったという。熊田副学長は「断定に至らない疑いもあり、報告書では調査委と教授側の考え方を両論併記にした部分もある」と話した。今後の対策について、「再発防止のため、旅費などの請求書の提出ルールを早急に改める必要がある」と述べた。

 一方、別の教授が06年12月、秋田県由利本荘市の民間病院長から現金100万円を受け取ったとされる問題で、調査委は、教授は奨学寄付金と認識しながら、必要な手続きをせずに放置し、記録や領収書を残しておらず、不適当だとした。熊田副学長は「医師派遣の見返りとは断定できなかったが、疑いを持たれる現金の流れがあったのは事実で大変申し訳ない」と謝罪した。

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