記事と写真
学習のポイント
ワークシート(PDF)
バックナンバー
コレステロールや中性脂肪に納豆効果◎ 国立循環器病センター、自治体と共同調査実施
2006年05月12日
血中のコレステロールや中性脂肪が多い人には納豆が効果的――血圧、脂質、血糖、肥満のいずれかの指標が高い47〜81歳の男女52人に約1カ月間、朝食に30グラムの納豆を日常的に食べてもらい、コレステロール値、血糖値、血圧、尿酸値などを測ったところ、高コレステロール群では平均7.7%、高中性脂肪群では平均12.9%、血中濃度が低下した。国立循環器病センターの北風政史・臨床研究開発部長らの調査でわかった。
この調査は、生活習慣病予防に対する納豆の効果を検証しようと、同センターと佐賀県有田町などが共同で同町の住民を対象に実施した。
その結果、もともと総コレステロール値が高かった25人は1デシリットルあたり平均250ミリグラムだった血中濃度が、4週間後には約231ミリグラムに改善。中性脂肪値が高かった10人も約195ミリグラムから約170ミリグラムに低下した。一方、それぞれに異常がなかった正常群では、納豆を食べてもほとんど数値に変化がなかった。
北風部長は、「統計的にも信頼性のある調査結果。納豆を継続して食べれば高脂血症の改善効果が期待できる」としている。
(朝日新聞東京本社発行 5月2日付夕刊)
|
記事と写真
学習のポイント
ワークシート(PDF)
バックナンバー
|

新聞、ニュースを調べ学習や自由研究に役立てるページです。
|

|