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国連、何するとこ?


図
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●いつできたの

 国連が誕生(たんじょう)したのは1945年10月。日本やドイツなどと米英などが戦った第2次世界大戦が終わって2カ月後です。「これからは平和な世の中にしよう」と、最初は51カ国が加盟しました。

 似た組織は戦争の前にもありました。第1次大戦後にできた「国際連盟(こくさいれんめい)」です。でも、米国は参加せず、第2次大戦も防げなかったため、反省のうえでつくられたのが現在の国連です。加盟国は次第(しだい)に増え、今では191カ国になりました。

 すべての加盟国が話し合いをする場が「総会(そうかい)」。各国が出し合ったお金の使い道を決めるほか、幅広く世界の問題を話し合います。国連のいろいろな活動をとりまとめるのが「事務局(じむきょく)」。そのリーダーは事務総長(じむそうちょう)で、現在はアフリカのガーナ出身のコフィ・アナン氏が務めています。

●役割はどんな

 国同士で対立が起きたとき、国連はどうするのでしょうか。

 平和のための取り組みを決めるのは「安全保障理事会(あんぜんほしょうりじかい)(安保理<あんぽり>)」です。いつもメンバーに入っている米国、英国、フランス、ロシア、中国の5カ国(常任理事国<じょうにんりじこく>)と2年の任期(にんき)で選ぶ10カ国(非常任理事国<ひじょうにんりじこく>)でつくられています。

 安保理はまず、話し合いでの解決を求めます。国連事務総長を仲介役にすることもあります。

 それでも戦闘が起きてしまった場合、すぐに中止を求めます。多くの国々がその国への貿易をストップさせて、中止を促す方法もあります。様々な手を尽くしても戦闘や混乱が続く場合、いろいろな国でつくる多国籍軍(たこくせきぐん)がちからずくでやめさせるよう認めることもあります。

 戦闘の中止が決まると、再び起こらないように平和維持活動(へいわいじかつどう)(PKO)を始めます。PKOはこれまで60回に達します。各国が送った軍隊でつくる平和維持軍(PKF)が間に立って見張り、復興(ふっこう)や選挙なども助けます。

 最近は国同士の争いに加えて、同じ国の内部の民族・宗教グループ間などでも争いが起こっています。例えば、02年にインドネシアから独立した東ティモールの場合、独立をしたい多数派の人々と反対の人々が対立し、暴動が起きました。安保理は多国籍軍やPKFを送りながら、独立の準備も助けました。

 一方で、安保理の仕組みに問題があるとの声もあります。9カ国以上の多数決が原則ですが、常任理事国の1国でも反対すれば、決められません。これが「拒否権(きょひけん)」です。大国が自分の都合で反対し、有効な手段がとれない可能性があります。また、03年のイラク戦争では、安保理がイラクへの攻撃をはっきりと認めていないなかで、米英が戦争に踏み切りました。

 そこで、もっと国際社会の声を反映するようにと、日本などから常任理事国を増やす案が出ています。9月に各国の指導者が集まる時、暴力に訴(うった)える「テロ」の防止なども含めて、国連が抱える様々な問題の新しい取り組みをまとめる予定です。

●貧しさと対決

 世界中で10億人以上は、1日1ドル(約110円)未満のお金で暮らすとても貧しい人たちです。1億1400万人の子供は小学校に通えません。

 こうした問題の解決を目指して、国連の専門機関が活動しています。54カ国でつくる「経済社会理事会(けいざいしゃかいりじかい)」が、それぞれの機関がうまく活動を受け持つように調整します。

 例えば、世界食糧計画(せかいしょくりょうけいかく)(WFP)は年400万トンの食糧援助をしています。子供を病気や暴力から守るのは、国連児童基金(こくれんじどうききん)(ユニセフ)です。

 世界保健機関(せかいほけんきかん)(WHO)は今、エイズの対策に力を入れています。子供たちが学校に通えるよう取り組むのは国連教育科学文化機関(こくれんきょういくかがくぶんかきかん)(ユネスコ)。貴重(きちょう)な文化や自然を守る役目もあります。スマトラ沖の大地震や津波では、国連人道問題調整事務所(こくれんじんどうもんだいちょうせいじむしょ)(OCHA)が、世界からの寄付を各機関に振り分けました。

 活動を支えるのは、各国が出すお金や市民の寄付です。きめ細かい支援をする非政府組織(ひせいふそしき)(NGO)とも協力しています。

 国連は00年、とても貧しい人の半減や、すべての子供の小学校卒業などといった15年までの目標を立てました。

 日本は56年12月、国連に80番目に加盟しました。以来、日本は外国と付き合っていく基本の一つとして国連を中心とする考えを掲げてきました。

 日本は現在、加盟国で最も多い9度目の非常任理事国になっています。国連事務局の仕事のために各国が出し合うお金では、世界2位です。専門機関へ出すお金も上位です。核兵器(かくへいき)をなくす努力を提案したり、カンボジアや東ティモールなどに支援の人を送ったりしてきました。

 政府はこうした努力に見合う力を持とうと、安保理の常任理事国入りを目指しています。ただ、反対の意見を持つ国もあり、話し合いが続いています。

 (外報部・小暮哲夫)




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