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〈ののちゃんの自由研究〉
朝日NIEスクール

対立乗り越え新たな一歩 モンテネグロ 平和的に独立


ののちゃんと藤原先生

 ののちゃん サッカーのワールドカップ(W杯)でセルビア・モンテネグロが「最後の出場」って言われてたけど。

 藤原先生 モンテネグロが大会の直前の5月に、セルビアと別れて独立すると決めたからよ。

 ののちゃん ふーん。国が離ればなれになっちゃうのは寂しいね。一緒のほうがサッカーも強いのに。

 藤原先生 前はもっとたくさんが一緒だったんだよ。六つの共和国(きょうわこく)が集まってユーゴスラビアという連邦国家(れんぽうこっか)をつくって、サッカーでは「東欧(とうおう)のブラジル」と言われる強豪だったんだ。だけど、対立が続いて次々と独立して、今回ですべて別々になってしまったの。

 ののちゃん へぇ。サッカーも民族対立(みんぞくたいりつ)とか政治とかと無縁じゃなかったんだ。でも、これですべて解決なんだよね?

 藤原先生 セルビアには国内にまだコソボ自治州(じちしゅう)って独立を望む地域もあるし、まだまだ問題は多いのよ。

調べてみよう
  • 国民投票で独立が決まった国が世界でほかにもあるかな
  • 紛争をなくすためには、どうすればいいのかな、考えてみよう
  • 旧ユーゴの国々は、昔から様々な国に支配されてきた歴史があるよ。どんな歴史だったのかな

朝日新聞サービス

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