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マンダラ塗り絵 色選んで自由な気持ち

2008年12月24日

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写真「マンダラ塗り絵」=安藤由華撮影

 色を塗るのは、マンダラ。クレヨン、色鉛筆、カラーペン。塗る筆記具は何でもいい。

 大人の塗り絵の新しい形として、マンダラ塗り絵が人気だ。

 マンダラとは仏教の宇宙観を表す図柄だ。絵は、上下左右対称でいろいろな幾何学模様の図柄がある。真っ白な図柄から、その日の気分に合ったものを選び、好きな色を塗っていく。

 今秋、東京・丸の内での「朝エキスポ」というイベントで、マンダラ塗り絵の講座が開かれた。朝7時半からの講座に、40人の定員を超える応募があった。

 使う色によって、その人の精神状態を分析するカラーセラピストの畑昌子さんによると、マンダラ塗り絵で、脳の働きが活性化するという。左脳で「線をはみ出さないようにしよう」などと考え、右脳で「ピンクを塗ると気持ちいいな」などと色を感じる。塗っているうちに一種の瞑想(めいそう)状態になる。

 どこから、何色で塗り始めても良い簡単さも受けている。見本となる絵はないので、色に制限がない。うまい下手は関係なく、子どものころのような自由な気持ちになれる。色の組み合わせや、どの部分を強調するかに、個性がにじみ出す。好きな色を塗ることで気持ちが良くなる。集中とリラックスを同時に感じられる。

 畑さんは「同じ図柄でも、人それぞれまったく違う色合いの塗り絵になる。人のまねをすることや、同じ目標を目指すことは意味がない」という。

 講座に5回参加した岩田光代さん(34)は「集中して塗り終わると、達成感を感じる。毎回、選ぶ図柄も使う色も違うので、いまの自分を新発見できる」と話していた。(平岡妙子)

●悟り開くための道具

 マンダラは約1500年前のインドに起源があり、ネパールやチベット、中国などに広がり、日本には平安時代、空海が伝えたとされている。サンスクリット語で「マンダ」は「本質」、「ラ」は「持つもの」を意味する。悟りを開くための道具ともされ、世界と人の心は同じだという意味合いがあるという。

 畑さんが主催する「カラーフィールド」は毎月2回、マンダラ塗り絵の講座がある。塗り絵の後、色診断も受けられる。問い合わせは電話・ファクス(03―3942―6126)。

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