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未来へ −伝統を受け継ぐ新校舎(女子聖学院中学校)

2008年2月18日

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写真写真      写真クローソンホール

 2005年に創立100周年を迎えた女子聖学院。100周年を機に発進した新校舎の建築プロジェクトが、いよいよ完成を迎えました。2008年1月7日から、新校舎での学校生活がスタートします。

 ◆十字架が見守る頑丈で美しい校舎

 淡いグリーンの屋根と大きな窓が美しい新校舎。内装には天然木材を使用しています。机や椅子はもちろん、床 、ロッカーに至るまで、統一された明るい木目の色調が、スチールとは異なった柔らかく暖かな雰囲気をかもし出しています。もう一つのこだわりは採光。各教室のドアにもガラスがはめ込まれており、日光が教室全体を包み込みます。

そして訪れた人の目を惹く、ダイヤ型にデザインされた十字架のモチーフ。遠くからも望める校舎の屋根だけでなく、廊下やドア、椅子などあらゆるところで生徒を見守っています。生徒たちの日々は、十字架への畏敬と感謝に包まれていきます。

 ◆100年の歴史を受け継ぐ

 100年を超える女子聖の歴史を見守り続けた宣教師館は、新校舎建設と同時に惜しまれながら解体のときを迎えました。しかし、創立時の史料や学校の歴史の保存は、新設のメモリアル・ラウンジが、しっかりとその役目を受け継いでいます。

 また、400人を収容できる新ホールは、同校の創設者Bertha Clawson女史の名前を受け継ぎクローソンホールと命名。一学年が一同に会せる規模で、礼拝や学年行事などの集いに使われます。全面木製のこのホールは、吹き抜けの2階窓に備え付けられた可動式ルーバーにより残響音の長さが調節でき、石造りのチャペルとはまた異なった雰囲気の空間にしあがりました。

 ◆これからの100年を創る

 「新校舎と言っても、必要以上に最新機器の導入や奇抜な設計はしていない、あくまで“ふつう”の校舎です」という城築先生。しかしそこには、学校に集う人たち、そして日々の営みの中にこそ教育の本質があるのだという信念があります。美しい床面を保つため、新校舎は土足禁止にしようかという案も出されたそうですが、「きっと、大切に美しく使ってくれる。生徒を信頼しよう」と先生方で話し合い、従来同様、土足での使用を決めたそうです。実際に、築20年経つ大チャペルは、今でも落書きや破損ひとつなく、生徒たちに大切に使われ受け継がれています。「校舎は人を創るのです。きれいに使うために規則を設けるのではなく、建物そのものが人を律し、しつけてくれるものとなってほしい。新校舎は、まさに私たちが思い描いていたそんな空間に仕上がりました」と城築先生は新校舎への想いを語ります。新校舎に足を踏み入れた生徒たちは、何を感じ、どのような学校を創っていくのでしょうか。新春から、伝統を受け継いだ女子聖学院の新しい100年が幕を開けます。

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