2009年10月21日
全国で講演を行っている、島村光治先生のユニークな講座に生徒たちも夢中。
竹内良佳先生(手前)、西村洋祐先生(奥)
明治9年の創立以来、「一人ひとりの人間は、みなかけがえのない存在である」いう曹洞宗の教えを礎としてきた愛知中学校。賢さと感謝、思いやりの精神を表す「行学一体・報恩感謝」を教育理念に掲げ、平成16年からは、男女共学校として新しいスタートを切りました。
知性と感性の両立を目指して、生徒会活動やクラブ活動にも力を注いでいるのに加え、講義式の勉強だけではなく、形にとらわれない学習も積極的に取り入れています。
今回は、その一環として開催された中学2年生を対象とした夏期集中講座「味覚体験講座」の様子をお届けします。
◆「おもしろい!」「不思議!」体験を通じて伸ばしていく食育のこころと科学への興味
技術・家庭の授業のひとつとして行われた講座「驚きの味覚体験 ミラクルフルーツとギムネマ茶」。
植物を通じて味覚の仕組みを理解し、試食体験などで食育の大切さを学ぶ、というねらいのもと、講座は進行していきます。
ミラクルフルーツやギムネマは、味覚を感じる舌に一時的に作用し、味覚を変化させるという不思議な植物。
実際にその味覚を体感した生徒たちからは、驚愕の声があがります。友達と顔を見合わせて、思わず眉をしかめたり、「不思議!」「おもしろいね!」と口々に感想を言い合ったりと、どの生徒たちの表情からも、大いに楽しんでいる様子が見受けられました。
しかし、講義が始まればみんなスクリーンと講師の方の声に集中。この体験を通して、食の大切さや科学のおもしろさを、より深く学んだようです。
「生徒たちは体験型・参加型の学習が得意です。普段と違うスタイルの授業だからこそ、喜んで取り組み、集中力も高まります。生徒たちは肌で感じて吸収していくので、こういう機会も大切にしています」と話すのは、同校のOBでもある西村洋祐先生。
「講義型の勉強だけではなく、自分たちの五感を駆使して学びとる学習の機会は、保護者たちからも喜ばれています。」とも先生は話します。
◆仏教の教えや伝統を重んじてのびのびと活発に育つ生徒たち
「愛知中は、勉強と部活、生徒会など、たくさんのことをバランスよく体験できる学校です。そのせいか、のびのびと活発な生徒が多いですね。みんなとても元気ですよ」と、朗らかに話すのは、竹内良佳先生。さらに、その中には同校が積み重ねてきた伝統を重んじる姿もしっかりと見受けられるとも話します。
仏教精神を取り入れた教育が確立している同校だからこそ、礼儀や感謝のこころなどが、生徒たちの姿勢の中に息づくのでしょう。
◆“楽しい”を忘れずに育ってほしい
さまざまな体験や学習を通じて、伸びやかに成長していく生徒たちだからこそ、早くから具体的な将来の目標を心に描ける生徒たちが多い同校。高校卒業後は、医歯薬系を始め国公立、難関私大に多くが入学しています。
母校での体験や理念に誇りを持っているという西村先生は「この6年間で、良識や思いやりはもちろん、メリハリをもって人生を楽しむということを学んでほしいですね。ここで学んだ精神や体験は、大人になってからも必ず役に立ちます。」と自身の経験もふまえて、熱く語ります。
■入試説明会/オープンスクール
10月24日(土)9:00〜12:30
■入試説明会/愛中模試
11月21日(土)9:00〜13:00
■入試相談会
12月 5日(土)9:00〜12:30
※12月の相談会以外、開会は10:00〜です
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