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2012年12月11日
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ワンポイント指導

読みが苦手なら、音の録音アプリ 目的に合わせ選ぶ

 通常学級で読み書きや計算でつまずく子を見てきました。「夜」という字のつくりの点とはらいを上下逆に書く子がいました。こういう場合は書く経過を見てください。例えば「来」という字。間違って「亠」(なべぶた)から書いていませんか?

 字の構成がうまくとらえられない子には、筆順が動画で出るアプリが効果的です。「よく見て」と繰り返してもできなかった子が、つながりが見えたことで書きやすくなります。読みに困難のある子には、音が録音できるアプリを使います。300種以上のアプリを試しましたが、様々な学習に使えるお絵かきアプリがある一方、辞書のアプリなのに楷書が出ずお手本に使えないものもあります。目的に応じて選ぶことが大事ですね。

 iPad以外でも、筆算が苦手な子には繰り上がりを書く特別欄を設けた紙のノートを、公式が覚えられない子には公式集を作って渡します。苦手さに合わせて学びやすく工夫すれば、その子の未来につながっていきます。(島根・安来市立赤江小学校 井上賞子さん談)

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