吹奏楽
2010年10月24日
松山市の愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール)で23日、第58回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が開かれた。大学の部には九州支部代表として福岡県の2校が出場し、福岡工大は銀賞、福岡大は銅賞だった。
福岡工大は3年連続で全国大会に出場した後、連盟規約で昨年を休んで全国の舞台に戻った。自由曲は長生淳作曲「波の穂」。小さな音量で演奏する場面も音を途切れさせることなく丁寧に演奏し切った。練習中、指揮者の柴田裕二さん(43)に、作曲者の長生さんから「まわりをあっと言わせる公演を期待している」との激励のメールがあったという。柴田さんは「あっと言わせられたかはわからないが、客席から好意的な拍手をいただけたのでよかったのでは」と話した。
2年連続出場の福岡大は自由曲にオルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」を演奏した。テレビ番組のBGMとしてよく使われるが、楽曲の持つ迫力と切迫感で会場を包み込んだ。園田裕人主将(22)は「強弱の表現が難しかったがやれるだけやった。古豪復活と言われたが、後輩には今後も『九州の雄』としての活躍を期待したい」と話した。
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このコンクールの演奏写真を販売します。朝日新聞フォトアーカイブ(http://photoarchives.asahi.com/ 電話03・5540・7683 平日午前10時〜午後6時)へ。