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立正大文学部・田坂さつきゼミ

ネット活用、「よく生きる」探る

2009年10月1日

写真ゼミ生は7人。社会学科と共同で障害者施設などでの実習も行う。立正大は東京都品川区のキャンパスで10月3日、ALS協会の舩後康彦氏を招き、後援会を開く。問い合わせは政策広報課(03・3492・5250)へ。

 スクリーンに車いすの男性が映し出された。運動能力を徐々に失う進行性難病ALS(筋萎縮〈きんいしゅく〉性側索硬化症)患者の久住純司さんだ。「きょうは調子はどうですか」「ぼちぼちでーす」

 大阪の自宅から語りかける久住さんと、それに応える学生の声が教室に響く。哲学科の田坂さつき准教授のゼミのテーマは生命倫理。難病患者や障害者の協力を得て、ネットを介した遠隔通信授業を採り入れている。

 患者らとの交流は福祉系学部ではよく見られるものの、哲学科では珍しい。直接の対面交流会は夏休みに設けているが、通常の授業で行うには時間と場所の制約が大きい。「お互い、もっと身構えずに、頻繁に交流したい」との発想から導入した。

 「顔を見合わせる中で、自分とは無関係な人たち、という考えが消えた」と4年生の高橋明日香さん。田坂准教授は「相手の立場に立つ、というのは本当に難しい。でも、体験の積み重ねから、哲学の主題の『よく生きること』を、それぞれが探ってほしい」。(石川智也)

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