国語のチカラ ~読解力アップの教科書~

大学入試改革で記述問題が急増!対応策は?

2019.03.14

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南雲 ゆりか
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2020教育改革で問われるのは、長文の読解力と表現力! 国語を得意科目にする秘訣を、桜蔭合格率8割を誇る国語塾長が教えます。

文章を素早く読む力が試される

2020年度からの大学入試改革。その目玉のひとつが
大学入学共通テスト大学入学共通テスト「大学入学共通テスト」は、いまの大学入試センター試験に代わり、2020年度から実施されるテスト。知識量を問うテストから、思考力、判断力、表現力もみるテストへの改善がねらい。自分の考えを伝えたり、図や資料をもとに結論を導き出したりする問題が盛り込まれる見込み。での「記述式問題の導入」です。18年度試行調査(プレテスト)試行調査(プレテスト)「試行調査」とは、大学入学共通テストの実施に先立ち、問題作成や運営準備の参考にするため、17年度、18年度に計約15万人規模で実施した調査。の国語では、第1問が、問1「30字以内」、問2「40字以内」、問3(1)「80字以上120字以内」の記述式問題から構成されています。問2、問3は複数の文を関連させて思考する問題ですから、文章を素早く読む力も必要です。記述式問題は、数学のプレテストにも出されており、24年度には他教科での出題も検討されています。

大学入試改革で記述問題が急増!対応策は?01
2018年度に実施した試行調査の国語問題

記述式問題がクローズアップされ、国語力の重要性が再認識されていますが、いかんせん、国語は人気のない教科です。「算数(数学)みたいに答えがひとつに決まらないからいやだ」「正解と不正解ってどこで線引きできるの?」「公式やルール通りに解ければいいのに」などなど。

中学受験 開成・渋幕・駒東…算数、社会、理科も長文に!

この「学習しづらい」「つかみどころがない」国語を、少しでもわかりやすい形で教えられないかと国語塾を始め、8年目を迎えました。主に、中学受験指導をおこなっていますが、「一生役に立つ読解力と表現力」を目標にすえています。
「読解力と表現力」とは、要は「読み書き」です。そして、この2つを「語彙力」が下支えしています。「読み書き」の言葉通り、「読み」が先行します。読むことで仕入れた大量の語句や言い回しを組み合わせて「書く」からです。「記述」を得意にするには、「読む力」と「読んだ経験」が欠かせません。

学力の土台は国語力

中学入試においては、入試改革が取り沙汰されるずっと前から、「大量の文章を読み、思考し、記述する」問題が出題されてきました。最近では、資料の読み取りや意見を述べる問題がプラスされつつあります。大学が求める学力の土台となる力がチェックされるといってもよいでしょう。

ですから、中学入試のための学習は、中学受験をするかどうかに関わらず、どの小学生にも有用であると考えます。大学入試より文章がやさしいだけで、やり方は同じです。

国語学習の基礎力を養うのに最も適している場は家庭です。塾も問題集も必要ありません。問題演習は高学年になってからでも間に合います。

では、家庭で何をすればいいのか、どう教えればいいのか。それを、この連載でご紹介していきたいと思います。

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