大学選びのカギは中学受験から!

国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中

2019.04.15

author
林 郁子
Main Image

グローバル化が進む中、中学校の英語教育では「読む・聴く・書く・話す」の4技能の習得に加え、習得した英語を「使う」ための取り組みも重要です。 国際教育に力を入れる首都圏2校の英語授業や課外プログラムについて取材しました。前編は東京女子学園中です。

東京女子学園中学校(女子校・東京都)

「楽しく英語を使うための多彩な授業と課外活動があります」

東京女子学園中学校では、地球規模で物事を考える「地球思考」を教育の根本に据えている。そのために、英語で考え、考えたことを発信し、多くの人と共有する能力を養う、多彩な授業やプログラムを実施している。

英語の授業では、「話す・書く・読む・聴く」4技能をバランスよく伸ばすため、ネイティブと日本人の教員が、コミュニケーションや文法確認など役割分担をして指導に当たる。

国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中

週1回の「World Study」という英語授業では、複数のネイティブ教員が指導にあたり、プレゼンテーション技術や実践的な英会話能力の向上をめざす。感情をこめて課題文を暗唱するリレーションや、自作の英文を臨場感豊かに発表するスピーキングのほか、グループ単位で、英語の物語づくりやディスカッションに取り組むこともある。生徒たちは、英語で自分を表現する楽しさにふれていく。

国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中02

オリジナルの英語教材には、単元の終わりに、英語のクイズやクロスワード、性格診断のフローチャートなどのお楽しみコーナーが盛り込まれている。いずれも、単元で学んだ文法表現や単語などを、楽しみながら復習できるようになっている。

国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中03
国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中04
オリジナルの英会話教材『World Study』と、スマホ用アプリ「ホームステイ英会話」。英語科教員による音声も収録されたアプリは、一般向けにも発売され、好評だ)

ほかにも、希望者が参加できる放課後の英語教室(ECC)や夏休みに実施されるイングリッシュ・サマー・セミナー、セブ島英語研修など多数のプログラムがあり、学習意欲に応じて、どんどん英語力を高めていくことができる。

生徒が英語を使う機会は、英語の授業時間だけにとどまらない。「地球思考プログラム」という総合学習では、英語、国語、理科、社会、技術家庭すべての教科の要素が盛り込まれる。たとえば、昨年3年生が取り組んだ「アイスクリームの販売計画づくり」では、アイスクリームの歴史や成分、つくり方などを学び、原価計算や販売戦略を立てた上で、英文でキャッチコピーを入れたCM を制作した。

英語の授業も受け持つ教頭の落合裕子先生は、「英語を楽しむ授業や課外活動を通して、生徒に英語を好きになってほしい」と話す。

国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中05

「最近は、幼少期から英語を学んできた生徒も多く、中学校入学時点での英語レベルは生徒によってかなり差があります。まだうまく話せない生徒でも、気後れすることなく発言できるように、授業やプログラムではのびのびとした楽しい雰囲気づくりを大切にしています。自信を持って、英語を学び始めましょう」

中学で英語デビューする生徒たちに、落合先生はそうエールを送る。

生徒の声

「英語が好きなので、英語を使った授業はすべて楽しいです。LL教室での英語の授業は、ヘッドホンを通して発音がしっかり聞き取れるので、とても勉強になります。将来は国際社会で活躍したいです」

「習熟度別のスーパーイングリッシュクラスでは、先生やクラスメイトと英語でディスカッションできるので、やりがいがあります。3年生までに英検1級を取るのが今の目標です」

国際教育に力入れる中高一貫校の英語授業に密着! 前編・東京女子学園中06

(記事は『カンペキ中学受験2019』より引用)

dummy
カンペキ中学受験 2020
朝日新聞出版
価格:2,090円

新着記事