東大卒シングルファーザーの中学受験備忘録

4話 塾選びの方程式

2019.04.15

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堀 杜夫
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  • 「大学入試合格者高校ランキング」のような合格実績は、受験生の親たちも知りたい情報
  • 塾ごとの合格実績を分析すれば、「志望校に合った塾」を選ぶための助けになる

忙しい仕事に復帰

私の職歴は週刊誌畑が長いのですが、入社当時は書籍の編集部に4年ほどいました。その間にベストセラーに関わった経験も買われてか、2010年春からは書籍の編集長などを務めました。2014年春に管理職を退いた後は、書籍部門のインフラ整備の仕事を手がけました。販売、業務、管理など各部の次長クラスと連携して行う仕事で、実質的な専任者は私1人でしたから、子育てや家事とはなんとか両立できましたし、充実感もありました。

妻の死から半年ほどたったころです。週刊誌のデスク業務に戻れないか、という打診を受けました。毎週木曜日の校了日校了日週刊誌などの記事の直し(校正)が終わり、印刷できる状態にまで仕上げる(校了)日のこと。は、日付が変わる前に帰宅することはできません。小学4年生の娘を未明まで1人で放っておくわけにはいかないので、義母に毎週泊まりに来てもらえないかと恐る恐るお願いしたところ、快諾してくれました。妻の死後、平日は義母と実母が交代で、私が帰宅するまで娘の面倒を見に来てくれていましたし、週末には娘が義母の家に泊まりに行くこともしばしばでしたが、さすがに義母に3LDKのマンションの狭い子ども部屋に布団を敷いて寝てもらうのは、心苦しく思っていました。

こうして2015年初夏から、再び週刊誌の現場に戻ることになりました。同期入社の女性編集長は「うちは自分も含めワーキングマザーが何人もいるから、最大限配慮する。普段の日は早く帰ってもらって構わないから」と言ってくれました。私は書籍部門のインフラ整備も兼務しつつ、社員記者やフリーライターさんの原稿を直したり、デザイナーさんと話し合ってイラストを発注したりと、毎週の誌面作りに追われました。木曜日以外も、娘の就寝後に自宅で明け方まで原稿を直すなど激務でしたが、刺激的で、充実した日々でした。

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ほどなく、中学受験の大特集を分担して受け持つことになりました。週刊誌の企画記事は、担当デスクの関心やアイデアが色濃く反映するものです。以前、同じ雑誌で中学受験関係の記事のデスクをした経験と、自分の娘がこれから中学受験に挑もうとしているという個人的事情から、とりわけ二つの記事に力を注ぎました。

一つは「公立一貫校受検生が併願できる私立校はあるか」。もう一つは「狙うのは『御三家』か公立一貫校か、志望校に合った塾選び」でした。

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