エデュアお悩み相談室

佐藤ママ 親の「頑張りなさい」はNG まずは読解力を

2019.04.11

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佐藤 亮子
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  • 2020教育改革で、親は焦らない
  • 毎日読む練習を取り入れ、読解力をつける
  • 親は「頑張りなさい」という抽象的な言葉掛けより、子どもと腹を割って話す

《質問者》
中高一貫校に通う高1の子がいます。2020年度から始まる大学入学共通テストの2年目にあたり、親は今から焦るばかりですが、子ども自身の勉強に対する意欲がいまひとつです。何か親に出来ることはないでしょうか。(三重県 女性 40代)

今号の回答者は「佐藤ママ」

《回答》高校受験のない中高一貫校に通う子にとって、高1は中だるみの時期。本人がのんびりしているのは普通のことです。大事なのは、親が焦らないこと。「教育改革」といっても、今までの学力に読解力がプラスされるだけと考えていいでしょう。

いま、やるべきは、まず読解力をつけること。読解力は一朝一夕にはつきませんから、高1から始めましょう。いまの子どもたちは、読むことに慣れていない場合も多いようです。「文字を読むのが面倒だ」と感じることのないよう、毎日読む習慣をつけることが大切です。例えば、「新聞のお気に入りのコーナーを毎日読む」と決めておけば、読解力に特化した練習を毎日取り入れることができます。

英語に関して言えば、高校英語を理解したところから大学受験の合格レベルまで持って行くのに3年かかります。現役合格を目指すなら、高1からスタートする必要があります。中学の積み残しがないか、親もよく見ておきましょう。

2020教育改革で、親は焦らない

高1は、本人が何を考えているのかを言葉にして、目標を自ら具体化する時期です。子どもは自分が3年後にどうしたいのか、心の中では一応自分なりに考えています。でも、心の中に秘めているだけでは頑張れません。

親は成績のことをとやかく言うより、文系理系のどちらを選ぶのか、大学はどこを考えるのか、それには何点足りないのかなど、少しずつ、子どもと腹を割って話し合ってください。親と話しながら、子どもは「読解力をつけないと」「もっと英単語を覚えないと」など、次第にやるべきことが、より具体的に見えてきます。「頑張らなきゃ」「成績を上げなきゃ」ではなく、具体的な目標が見えてくれば、子どもは頑張れます。親の「頑張りなさい」という抽象的な言葉掛けは、子どもの反発を招き、精神的に追い詰めるだけですから、気をつけましょう。

英語が苦手にもかかわらず、子どもが英語重視の大学を希望しているような場合は、親が塾の情報を探すなど、きちんと情報収集をしておきましょう。集めた情報はプリントアウトして、大事な所には目立つように印をつけるなどしてあげてください。

お悩み募集

※教育や育児、受験のお悩みに、エデュアや朝日新聞で連載を持つ浜学園アドバイザーの「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん、学習アドバイザーの清水章弘さん、プロ家庭教師で中学受験カウンセラーの安浪京子さんの3人が交代でお答えします。みなさんのお悩みを募集しています。子どもの年齢や学年、お住まいの都道府県名のほか、相談内容をできるだけ具体的に書き、メールでエデュア編集部にお送りください。掲載は匿名です。すべての相談に応じることはできません。ご了承ください。
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