大学選びのカギは中学受験から!

首都圏中高一貫校、自慢の学食拝見します!

2019.05.08

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林 郁子
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早朝から夕方まで、育ち盛りの中学生が、心身ともに健全に勉強や部活動に励むには、バランスのとれた食事が欠かせません。ここでは、食の面でも細やかに生徒をサポートする、首都圏3 校の取り組みをご紹介します。(写真は城北中の昼食の様子)

城北中学校

お肉メインの「城北ランチ」が人気!

城北中学校(東京都・男子校)のメニューはボリューム満点。人気メニューの双璧は、メインに肉料理を据えた「城北ランチ」と、丼とスープがセットになった「何でもランチ」。どちらも日替わりなので、飽きずに楽しめる。

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この日の「城北ランチ」のメインは油淋鶏

ラーメンやパスタ、カレーライスなどの定番メニューもあるほか、併設された売店のサイドメニューも充実している。「売店では、手づくりのフライドポテトや揚げたこ焼き、焼き立てパン(チュロス、デニッシュなど)も販売しています」と石川千佳店長。「月に1度は生徒さんの要望に応え、チキンやシチューなどをメインにした『イベントメニュー』が登場します」ともいう。「売店のフライドポテトは特に人気。売り切れ続出なので、先に購入を!」と先輩からのアドバイスも。メニューによっては大盛り、特盛りも頼めるので、体育会系の生徒も大満足だ。

ランチ以外では、モーニング(7時50分〜8時15分)と放課後(15〜16時)に食堂を開放し、軽食がとれるようにしている。

聖徳大学附属女子中学校

全校生徒による「会食」で深い人間関係を築く

4限の授業が終わると、生徒たちが次々に「食堂(じきどう)」に集まり、黙想して全員の到着を待つ。聖徳大学附属女子中学校(千葉県・女子校)では、開校時から中・高の全校生徒と教員が一緒に昼食をとる「会食」を教育の柱のひとつに位置づけている。食事マナーや食文化、栄養指導に加え、他者に配慮し感謝する心を養うことが目的だ。

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「ご飯の量、どれくらいがいい?」と声をかけ合いながら、てきぱきと配膳する生徒たち
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食後は洗う人のことを考え、きれいに食器を重ねる

会食指導の大内美代子先生は「全員がそろうと鐘が鳴り、生徒は自分たちでご飯やみそ汁をよそい、メインディッシュを保温機から出して配膳します。自発的に動くことで、責任感が生まれます。また、共に食事をすることで、教員は生徒の変化に素早く気づくことができます」と語る。

食べ残しをしないこともマナーのひとつのため、食後のお皿の上はとてもきれいだ。テーブルごとの後片付けも習慣づき、最後まで気持ちよく食事を楽しむことができる。大内先生は「献立は一汁二菜が基本。栄養バランスはもちろん、生徒の声も取り入れながら、管理栄養士さんが真心を込めて考えています」とも語っている。

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この日の献立は、ご飯、五目汁、鰆の西京焼、マセドアンサラダ、みかん。食堂入り口の看板には毎日「お米…千葉県産、ジャガイモ…北海道産」などの産地が表示される

湘南学園中学校

愛校心が支える、心温まるカフェテリア

オープンキッチンから生徒を見守り、笑顔で調理をするのは、湘南学園中学校(神奈川県・共学校)卒業生や在校生の保護者を中心としたNPO法人「湘南食育ラボ」のメンバーだ。

「創立80周年を記念し2013年にカフェテリアができました。この時、『お弁当を持参できなくても、業者任せではない、安心でおいしい食事がとれるように』と立ち上げたのがこのNPOです」と説明するのは有薗和子先生。地元の食材の仕入れからこだわり、生徒の食をサポートしている。

クラス全員で昼食をとる「クラスランチ」が月1回開催されるので、在校生は皆カフェテリアの味に親しむことができる。

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家庭科の授業と連携し、「ほうとう」などの郷土料理や手づくり味噌の献立が登場することもあり、学校の大切な施設として愛されている。有薗先生は「生徒には、食をいい加減にせず、『自分の体は食べたものでできている』と意識して、本物の味にふれる機会を増やしてほしいです。カフェテリアは卒業生や保護者も利用できるので、好評です」と語っている。

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「鱈のフライ定食」は五目豆とわかめのみそ汁がついて、味も栄養バランスもよい

(記事は『カンペキ中学受験2019』より引用)

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