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娘の希望は薬学部 6年制の教育資金準備が難しい

2019.06.05

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坂本 綾子
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子育て世代のお金の悩みに、子育て世代のファイナンシャルプランナーがお答えするコラムです。

Q.娘は6年制の薬学部志望 教育資金が厳しい時は?

《相談例》
高1の長女は将来薬剤師になりたいと言っています。娘が希望する私立大の薬学部だと学費が年間220万~230万円、卒業までの6年間では1200万円以上かかり、私立の中高一貫校に子ども2人を通わせているわが家には経済的に厳しいです。一方、自宅から通学できる国立大の薬学部は学力的に難しそうです。

私は薬剤師です。当時は4年制だったので貧乏ながらも学費を出してもらい、奨学金も利用して通いました。なのに、わが子の希望をあきらめさせなくてはならないのかと罪悪感を持っています。 わが家が1人に用意できる金額は、日本学生支援機構の奨学金月5万円程度を借りてもらうのを前提として私立の理系学部の学費、年間150万円×4年=600万円程度です。地方の国公立大学に進んで一人暮らしをさせるか、私大の特待生を目指してもらうかしかアイデアがありません。娘の希望をかなえてあげられる方法はないでしょうか。よいお知恵があれば教えてください。

《相談者はこんな人》
横浜市在住、男性(公務員)51歳、妻(非常勤、健保加入・年金支払いあり)48歳、長女(高1、私立中高一貫校)、長男(中2、私立中高一貫校)。

収入=年収900万円(夫)+年収150万円(妻) 支出=住宅ローン:月12万円、授業料:2人分で月12万~14万円、生命保険:1万円、通信費:2万円。

このほか食費や水道光熱費など。 貯蓄/運用=預貯金1000万円程度、財形貯蓄500万円程度

A.地方国立か私大特待生か 長女自身の決意を大事に

家計に重くのしかかる教育費負担に苦労しているのは、実は相談者のような中間所得層なのです。低所得世帯が対象の就学援助や給付型奨学金は受けられず、かといってゆとりがあるわけではない。相談者はまさに最もきつい教育費の上り坂にいて、それが当分続きます。無事に峠を越えて、子ども2人が自立する日を迎えたいですね。

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